白石監督がジャパニーズ・ホラーの期待に反抗した壮大な集大成
原作・押切蓮介×監督・白石晃士によるホラー映画『サユリ』より、押切と白石監督が本作に込める思いを熱く語ったコメントと、メイキング画像を紹介する。
・実録ホラー映画のスタッフが異界と繋がる祟りの森で撮影した戦慄の映像とは!?
累計20万部を突破した漫画家・押切蓮介の人気ホラー漫画を、大ヒットホラー『貞子vs伽椰子』(16年)などの白石晃士監督が実写映画化した『サユリ』。とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるという本作が、8月23日より全国公開され、大ヒットスタートを記録している。全国136館上映ながら3日間で動員6万250人、興行収入8387万2320円を記録、館アベレージも61万6708円と高く、週末ランキング9位にランクインを果たした。
その勢いは日本のみに留まらず、台湾、タイ、ベトナム等東南アジア含む13ヵ国での公開も決定。日本公開前から海外メディアからの評価も高く、「白石晃士がジャパニーズ・ホラーの期待に反抗した壮大な集大成」(CINAPSE)、「暗く陰鬱な外見とは裏腹に、大きな高揚感を与えてくれる作品である。この映画を観れば、世界に挑戦する準備ができたような気分になるだろう」(25YL)、「サユリは呪われた家というジャンルで使い古された王道を破り、独自の道を切り開いた」(Desde AbajoDesde Abajo)と大絶賛の嵐が巻き起こっている。
海外からの支持も厚い本作は、ホラー漫画「サユリ 完全版」(幻冬舎コミックス)を原作に描かれているが、映画オリジナルの展開も話題を呼んでいる。原作では髪の長い幼い少女の霊として描かれている“サユリ”。これまでの“Jホラーの幽霊”のイメージがまさにそれであるが、今回の実写映画では姿形を変えてサユリが登場する。白石監督は「Jホラーの定番から変えたかった」と語っており、その一つが、このサユリのビジュアルだ。
さらに、原作では描かれていないサユリの背景も、今作の見どころの一つとなっている。映画オリジナルの要素について白石は、「映画版のサユリのビジュアルを原作に準じると、髪の長い貞子の少女版に近くなってしまう気がしたんです。サユリはどうしてこのような存在になってしまったのかを考え、幼少期のサユリのエピソードに辿り着いた結果、ビジュアルも変えることにしました」と言及する。
この点について原作者の押切は、「全然、違和感はなかったです。そこに関しては自由にやってもらいました」と絶大な信頼を寄せる。サユリの背景に関しては「涙腺ポイントでしたね。彼女への同情の余地はあるんです」とJホラーで初めて涙を流したと言う。
「Jホラーはいつも人間側の負け戦」という世界観に対し、最恐タッグのJホラーへの挑戦となった本作。押切×白石、2人の夢がついに叶った”進化系Jホラー”をぜひ劇場で体感してほしい。
『サユリ』は現在公開中。
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