夏映画のNo1ヒットは『キングダム大将軍の帰還』、前作『運命の炎』を大きく超える【興収レポート】

#インサイド・ヘッド #キングダム #クレヨンしんちゃん #ラストマイル #僕のヒーローアカデミア #興収レポート 2024.09.04

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8月の1位は『インサイド・ヘッド２』

【興収レポート】8月公開作の1位はディズニー＆ピクサー最新作『インサイド・ヘッド２』。宣伝にあたっては公開前後に複数のイベントを実施した。7月18日には来日スペシャルイベントを実施。ケルシー・マン監督、エグゼクティブプロデューサーのピート・ドクター、プロデューサーのマーク・ニールセン、キャラクター・アート・ディレクターの村山佳子が参加したほか、日本語吹替え声優を務めた大竹しのぶ（カナシミ役）、多部未華子（シンパイ役）も出席した。

・『キングダム大将軍の帰還』歴代最高のオープニング興収を記録、80億円前後見込める

8月1日には初日舞台挨拶を実施。大竹しのぶ、多部未華子、横溝菜帆（ライリー役）、「マヂカルラブリー」の村上（ハズカシ役）、小清水亜美（ヨロコビ役）、小松由佳（ムカムカ役）、落合弘治（ビビリ役）、浦山迅（イカリ役）、花澤香菜（イイナー役）が出席した。8月12日には公開御礼舞台挨拶を実施。多部未華子、横溝菜帆、マヂカルラブリー・村上、武内駿輔（ブルーフィー役）が登壇した。

イベントに加え、関連番組をテレビ放送。日本テレビ系「金曜ロードショー」ではディズニー＆ピクサー作品の『リメンバー・ミー』を7月19日、『トイ・ストーリー』を26日、『トイ・ストーリー2』を8月2日に放送。フジテレビ系「土曜プレミアム」では『インサイド・ヘッド』を8月3日に放送。7月26日の『それSnow Manにやらせて下さいSP』ではピクサー社内の模様を放送した。

9月1日時点の興収は43.5億円。2015年に公開された前作の興収40.4億円を上回っている。

『僕のヒーローアカデミア』は回を重ねる毎に興収アップ！

2位は『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』。本シリーズは回を重ねるごとに興収を伸ばしている。18年『～ 2人の英雄』17.2億円、19年『～ヒーローズ：ライジング』17.9億円、21年『～ワールドヒーローズミッション』34.3億円。『～ワールドヒーローズミッション』は公開31日間で26.7億円、一方新作『～ユアネクスト』は公開31日間で29.9億円。このペースで興収を伸ばしていけば、前作を超える可能性は十分だ。

3位は『ラストマイル』。8月23日から公開され、9月1日までの10日間で興収21.6億円をあげている。

なお、『映画クレヨンしんちゃんオラたちの恐竜日記』は9月1日時点で興収21.5億円。前作『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦とべとべ手巻き寿司』（興収24.7億円、シリーズ最高興収）は公開24日間で20億円。このペースで興収を伸ばしていけば、前作を超えてシリーズ最高興収を更新する可能性は十分だ。

ちなみに夏映画のナンバーワンヒットは『キングダム大将軍の帰還』。前作『運命の炎』（最終興収56億円）を大きく超える興収74億円を記録している。（文：相良智弘／フリーライター）

［2024年8月公開作ランキング］

1位『インサイド・ヘッド２』43.5億円
2位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』29.9億円
3位『ラストマイル』21.6億円
（ムビコレ調べ。9月1日時点）

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