“生ける伝説”ボブ・ディランを徹底研究! 全身全霊で体現したティモシー・シャラメが歌声を披露

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『名もなき者/ACOMPLETEUNKNOWN』
(C)『名もなき者/ACOMPLETEUNKNOWN』

60年代初頭、ニューヨークにたどり着いた19歳の無名の青年が世界を変える

ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを熱演する名匠ジェームズ・マンゴールド監督作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』より、シャラメの歌声が響き渡る特報映像とティザービジュアルを紹介する。

・ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを熱演! 名匠ジェームズ・マンゴールドの最新作、来年2月公開へ

本作は、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子を描く。

60年を超えるキャリアを通し、歴史に残る名曲と伝説を数多く残し、今もなおミュージシャンとして現役でステージに立ち続けるボブ・ディラン。“生きる伝説”として世界に影響を与え続ける彼は、その文学的影響力により、2016年にミュージシャンとしては初のノーベル文学賞を受賞したほか、アメリカ文化へ多大な影響をもたらしたとしてピュリツァー賞特別賞を受賞。さらに、フランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章、民間人に贈られるアメリカ最高位の勲章となる大統領自由勲章などを贈られている。

主人公となるボブ・ディランを演じるのは、いま人気、実力とも頂点に立つ若手俳優ティモシー・シャラメ。さらにエドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリーが脇を固める。

監督を務めるのは、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05年)『フォードvsフェラーリ』(19年)を手掛け、『LOGAN/ローガン』(17年)で第90回アカデミー賞脚色賞にノミネートされた名匠ジェームズ・マンゴールド。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05年)で、アメリカ音楽界の伝説的な歌手ジョニー・キャッシュとその妻の波乱に満ちた人生を感動的に紡ぎオスカーに導いたほか、大ヒットミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(17年)でもエグゼクティブ・プロデューサーとして手腕を大いに発揮、世界を感動させる傑作として送り出した。

今回紹介する特報映像は、何も持たない一人の青年がニューヨークにたどり着き、街をさまよい歩くシーンから始まる。闇に覆われた街で淋しげな背中を見せていた名もなき存在だった彼が、一転して光に包まれ、ギター一本で聴衆を引きつける印象的な歌声を響かせていく。それはまさに、伝説が始まる瞬間。高揚感が押し寄せ、それだけでゾクゾクする期待が高まる映像だ。

歌われているのは、ボブ・ディランの「はげしい雨が降る」。2016年のディランのノーベル賞受賞式で、パティ・スミスが途中で感極まりながらも歌い切り、聴く者も涙した名曲中の名曲だ。本作でディランのビジュアル、声、パフォーマンスに至るまで徹底的に研究し、若き日の本人が蘇ったかのようなディラン像を体現しているシャラメは、すべてのシーンで自身の歌声を披露している。

さらに、アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』のジャケットで知られる当時の恋人スージー・ロトロにインスパイアされたシルヴィー(ファニング)、次第にディランと歌をわかち合うことになる「フォークの女神」ジョーン・バエズ(バルバロ)、まだ無名だったディランの才能を見抜き、ミュージシャンとしての道を先導した偉大なフォーク・シンガー、ピート・シーガー(ノートン)の姿も映し出されている。

また、ティザービジュアルは、ディランを見事に再現したシャラメの姿を堪能できるデザイン。シャラメが魅せる繊細でエモーショナルな表現力と、ディランへの深い敬愛が融合し、まだ何者でもなかったディランの伝説の始まりが描かれる本作。全身全霊を込め、シャラメ自身が歌い、演じる最高のパフォーマンスとともに、世界を魅了する、“永遠の物語”に注目が集まっている。

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2025年2月全国公開。

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