キム・ナムギルが犯罪者の心理に迫るプロファイラー役を熱演! “静”の演技で新境地を開く

#悪の心を読む者たち#キム・ナムギル#チン・ソンギュ#韓国ドラマ#韓流

『悪の心を読む者たち』
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(C) SBS
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実話ベースの小説をドラマ化『悪の心を読む者たち』

韓国初のプロファイラーと有名作家による2018年に発表した実話ベースの同名小説が原作。1990年代後半。東部警察署の刑事ソン・ハヨン(キム・ナムギル)は妥協を許さないために周囲から疎まれていた。一方、そんなハヨンを評価するソウル地方警察庁で鑑識係長のクク・ヨンス(チン・ソンギュ)は、捜査にプロファイリングを導入すべきだと1人奔走していた。

シン・ヘソンが2つの人格を持つヒロインを熱演、“2人”のロマンスの行方は?

そんな中、女性が殺害されて全裸で放置される事件が発生。被害者の恋人が逮捕されるも、数ヵ月後に再び女性が同様の手口で殺害される。ハヨンは犯人の心理を探るため、連続婦女暴行で収監されている通称“赤い帽子”のもとへ通うが……。

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犯罪行動分析チームを立ち上げるが…

ハヨンが女性連続殺人事件の犯人を捕まえた後、ヨンスは彼を誘って犯罪行動分析チームを発足。今では馴染みのある“サイコパス”、“プロファイリング”という言葉も当時は浸透していなかったために、彼らのチームは警察署の中でも四面楚歌な状態が続く。しかし、捜査チームを様々な側面からサポートしていくことで、少しずつ結果を出していく彼らの姿は圧巻だ。

凶悪犯罪者との危険な対話の末、ハヨンは!?

犯人の取り調べの際、どうしても感情的になりがちな刑事たちに反して、ハヨンとヨンスがじっと耳を傾ける姿が印象的だ。凶悪犯罪者は普通の人では考えないような思考回路の持ち主のため、黙って聞いているうちにイライラしてしまいがちなところだが、とりわけハヨンはひたすら犯人に話をさせる手法をとる。しかし、あまりにも犯人に感情移入しすぎた挙句、自分を見失ってしまう状態にまで追いつめられてしまうのだ。

「2022 SBS演技大賞」受賞!

本作での感情を表に出さない演技で「2022 SBS演技大賞」を受賞したキム・ナムギルは、1980年生まれの俳優。1999年にドラマ『学校』でデビュー後、様々な役柄をこなしてきた。近年の出演作に、『熱血司祭』や『アイランド』などがある。また、映画の製作者としても活躍している。

『悪の心を読む者たち』

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ハヨンの物悲しい目つきにも注目!

新しいことを一から始める難しさと、仕事を頑張れば頑張るほど自分を見失う主人公の苦悩を描いた本作。とりわけ古い体質がはびこる警察署においては犯罪分析チームというだけで、冷たい視線を浴びがちだ。特に、ハヨンが捜査チームに入ってサポートする際、必ず誰か1人はハヨンを目の敵にし、罵声を浴びせてくる。何も言い返さず、ただじっと物悲しい目つきをするハヨンの態度がもどかしいが、それは彼の壮絶な幼少体験によるものなのだ。

人一倍感受性の強いハヨンだから、後半では仕事ができない状態にまで精神を病んでしまう。そんな彼がどうやって再起をはかるのかにも注目したい重厚なドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)

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『悪の心を読む者たち』
DVD-BOX 1~2 各11,880円(税込)
レンタルは全12巻
発売元:PLAN Kエンタテインメント
レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット・メディアマーケティング

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『悪の心を読む者たち』

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