12月公開作ランキング、2位は『ドクターX』、1位はディズニーアニメ続編【興収レポート】

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モアナと伝説の海2
『モアナと伝説の海2』(C)2024 Disney. All Rights Reserved.

『モアナ2』17日間で興収24.2億円、45億円も視野

【興収レポート】12月公開作の1位はディズニー『モアナと伝説の海2』。12月6日から公開され、公開後17日間の興収は24.2億円。昨年12月に公開されたディズニー作品『ウィッシュ』

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宣伝では、公開の1ヵ月以上前からイベントを実施して、公開に向けて盛り上がりを狙った。10月24日に1作目を上映するイベントを催し、「南海キャンディーズ」の“しずちゃん”こと山崎静、横澤夏子、「7 MEN 侍」の佐々木大光が出席した。10月29日にモアナ役の日本語吹き替え版声優を務める屋比久知奈が劇中歌「ビヨンド~越えてゆこう~」を初めてお披露目するイベントを実施。11月28日にジャパンプレミアを催し、屋比久(モアナ役)、小関裕太(モニ役)、鈴木梨央(ロト役)、ソニン(マタンギ役)が出席。屋比久が劇中楽曲「ビヨンド~越えてゆこう~」、4人全員で映画のオープニングを飾る「帰ってきた、本当のわたしに」を歌唱した。そして12月6日に初日舞台挨拶が行われた。

また前作を11月22日の日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送。さらに、日本全国8都市の劇場をモアナの世界観で装飾した「“モアナ”シアター」を12月6日から順次開催している。

『劇場版ドクターX』

(C)2024「劇場版ドクターX」製作委員会

2位は『劇場版ドクターX』(18.6億円)。公開中に全国舞台挨拶キャンペーンを実施。16日に札幌、18日に名古屋、19日に大阪、20日に福岡、22日には東京で出演者の米倉涼子や岸部一徳らが出席した。

3位は人気マンガの実写映画化『はたらく細胞』(17.6億円)。人間の体内の細胞を擬人化した物語で、赤血球役の永野芽郁、白血球(好中球)役の佐藤健が主演し、芦田愛菜、阿部サダヲらが出演している。

『はたらく細胞』

(C)清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会

なお、20日から公開された話題作3作が22日までの3日間であげた興収は以下の通り。

『ライオン・キング ムファサ』3億7500万円
『聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団』1億8200万円
『【推しの子】 The Final Act』1億3300万円

12月ランキング上位3作の公開後3日間の興収は以下の通り。

『モアナと伝説の海2』9億3800万円
『劇場版ドクターX』6億400万円
『はたらく細胞』8億4500万円

20日公開の3作品はやや物足りない出足となっている。

27日(金)に『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』、30日に『グランメゾン・パリ』が公開される。年末まで新作映画の公開ラッシュが続く。(文:相良智弘/フリーライター)

[2024年12月公開作ランキング]

1位『モアナと伝説の海2』24.2億円
2位『劇場版ドクターX』18.6億円
3位『はたらく細胞』17.6億円
(ムビコレ調べ。12月22日時点)