『おとなりコンプレックス』荒木飛羽インタビュー

美少女男子を好演! 注目若手がラブコメ初主演

#おとなりコンプレックス#荒木飛羽

荒木飛羽

女の子の格好をするシーンでは、可愛くなれるように試行錯誤

野々村朔原作による大人気コミック『おとなりコンプレックス』を実写化したドラマシリーズが2月20日深夜より放送・配信を開始する。同作はお隣同士で家族のように育った男女の幼なじみを描いた、累計発行部数70万部超えの大ヒットラブコメディ。

おとなりコンプレックス

『おとなりコンプレックス』
2025年2月20日深夜より放送開始、FODにて見放題配信開始。
(C)野々村朔・libre/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

幼い頃から母親と姉に女の子の格好をさせられていた真琴を『あなたの番です』や『スメルズ ライク グリーン スピリット』の荒木飛羽、高身長でボーイッシュな見た目からよく男の子に間違われるあきらをミスマガジン2022グランプリを獲得した瑚々が演じている。

このたびムビコレでは荒木にインタビューを実施し、作品への思いや撮影秘話、10代ラストイヤーにやりたいことなどを語ってもらった。

[動画]荒木飛羽インタビュー動画(前編)「かわいい」の役作り
[動画]荒木飛羽インタビュー動画(後編)胸キュンの“あの子”について告白

──出演の話を聞いたときの感想から教えてください。

荒木:まず原作を読ませていただいたんですけど、今まで自分が触れてこなかったような作品で、真琴とあきらの関係がどうなるのかドキドキととても楽しみな気持ちになりました。

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──真琴をどんなキャラクターだと捉えて演じられましたか?

荒木:男の子っぽくてセリフもかっこいいと思いましたし、演じるときは原作の真琴をイメージしました。真琴の純粋さや真っ直ぐさもすごくかっこいいと思います。ただ、僕自身とは全然違うしゃべり方で、お芝居も今まで経験したことないタイプの役どころだったので、セリフを言いながらちょっと緊張していました。演じていてとっても楽しかったんですけど、恋愛として引っ張っていくような役は新鮮で、これでいいのかなって心配にもなりました。女の子の格好をするときは、真琴みたいに可愛くなれるように声のトーンや仕草など試行錯誤しながら演じました。

荒木飛羽

──荒木さんは『スメルズ ライク グリーン スピリット』でも女の子に間違えられるような役どころを演じられて、共演の曽野舜太さんや藤本洸大さんからも「かわいい」と言われてましたけれど、かわいいと言われることに抵抗などはありますか?

荒木:抵抗はありません。でも、真琴は抵抗があって、僕自身も小学校低学年の頃まで女の子と間違えられることがよくあったので、未だに続いていたらどう思うだろうと考えたりしました。

気持ち悪いと髪を切られ…。少年たちのひと夏と成長を描いたリアリティあふれる青春ドラマ

──真琴役を演じられて1番難しかった点はどこですか?

荒木:やっぱり女の子の姿の時の動きが難しかったです。監督と話し合って方向性を決めましたけど、歩き方とかバッグの持ち方とか細かいところはその都度確認しなきゃわからなくて。あきら(瑚々)に毎回、「どうやって持てばいいの?」って聞いて教えてもらったのでとてもスムーズにできました。

荒木飛羽

──瑚々さんにアドバイスをもらっていたのですね。瑚々さんについて、共演される前の印象と共演された感想を教えてください。

荒木:大人っぽい方なのかなと思っていたんですが、フレンドリーで話しやすくて、楽しかったです。現場では音楽の話をよくしていました。ロックが好きなのでThis is LASTさんやMy Hair is Badさんの「この曲聞いて」って推したり。あとクラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)っていう対戦ゲームをしたりもしてました。

──瑚々さんとずいぶん打ち解けられたんですね。劇中の真琴とあきらもとても親しくて、なんでも見せ合う関係で、恋人としてはある意味で理想かなと思いました。本作に出演して恋愛観が変わるなどありましたか?

荒木:真琴とあきらの“お互いの全部を知ってて、全部を受け入れている”感じはとってもいいなと思いました。あきらがどの真琴も見たいというのも素敵ですね。

10歳離れた弟にメロメロ「めっちゃかわいい」

──荒木さんにとって相手の人がここを受け入れてくれたらいいなと思う部分ってありますか?

荒木:歌ですかね。ギターは弾くんですけど、歌があんまり得意じゃなくて、カラオケに一緒に行って僕が歌っても「かわいい」って言ってくれると嬉しいです。何しても「かわいい」って言ってくれる方がいいですね。なんか全部オッケーって感じじゃないですか(笑)。

──「かわいい」って好意的に見てくれるのは嬉しいですよね。では、本作はキュンキュンする場面もいっぱい登場しますが、荒木さんが最近、キュンキュンしたことを教えてください。
荒木飛羽

荒木:今1人暮らししてるんですけど、実家にいる弟がかわいくて。10歳離れていて、僕はにぃにって呼ばれていて、会ったときに「にぃにと一緒に帰りたい」って言われて即効一緒に帰りました(笑)。

──お聞きしていて私もキュンとしちゃいました。

荒木:めっちゃかわいいです、なんでもしてあげちゃいます。この間、ゲームセンターに行ったとき、弟が欲しいフィギュアが取れるまでクレーンゲームをやりました。結構注ぎ込んじゃいました(笑)。

荒木飛羽

──荒木さんはお若くして芸歴が長いですけれど、お仕事のモチベーションはどういったときにあがりますか?

荒木:やっぱり弟にかっこよかったって言われるとモチベーションが上がります。親に見てもらえることも。あと、ファンの方からお手紙やDMをたくさんいただくので、ファンの方の応援もとてもモチベーションに繋がっています。

──今年は10代ラストの年ですけれど、10代にやっておきたいことはありますか?
荒木飛羽

荒木:ディズニーリゾートに行きたいです。年明けにも弟と行って、今年すでに2回行ってるんですけど(笑)。あと、弟ともっと過ごしたいです。仕事ではアクションをやってみたいですし、ミステリーが好きで、犯人役を演じるのが楽しくて好きなので、そういう役をもっとやりたいです。

──20歳になったときの夢や目標はありますか?
荒木飛羽

荒木:10代のうちにしてきたことを生かせていけるといいなと思ってます。演じる役の幅も広がると思うので、今までできなかった役を演じられるといいなと思います。今まではその役の幼少期とかが多かったので、学生ではなく社会人の役をしたいです。美容師の役とかやってみたいです。

──ぜひ見てみたいです。では最後に、このドラマの注目ポイントを教えてください。

荒木:皆さんにキュンキュンして見ていただくのも嬉しいですし、ちょっとしたコンプレックスを持ってる真琴やあきらを、自分に当てはめながら楽しんでいただければと思います。

(text:牧島史佳/photo:相馬太郎)
(ヘアメイク:反田やよい/スタイリスト:Yoh U[Tron management])
(ニットベスト:SHOOP/シャツ:COGNOMEN/パンツ:VALAADO/以上すべてSakas PR、その他スタイリスト私物)

荒木飛羽
荒木飛羽
あらき・とわ

2005年9月28日生まれ。幼少期から子役として活動し、『あなたの番です』(19年)、『First Love 初恋』(22年)など次々と話題作に出演。『少年のアビス』(22年)では連続ドラマ初主演を務める。24年、アイデンティティに苦悩する高校生を描いた『スメルズ ライク グリーン スピリット』(24年)に主演し新境地を開く。他のおもな出演作は『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』(21年)、『あのコはだぁれ?』(24年)など。