1982年6月19日生まれ、台湾台中市出身。モデルとしてキャリアをスタートし、ジャッキー・チュンなどの有名歌手のMVに出演。2003年に『薔薇之恋〜薔薇のために〜』で俳優デビュー。2005年には台湾で視聴率ナンバーワンを獲得したドラマ『イタズラなKiss〜悪作劇之吻〜』での好演により、人気急上昇。ラブ・コメがよく似合う甘いマスクとチャーミングな魅力で、アジア各国で絶大な人気を誇る。そのほかの出演作に、『ぴー夏がいっぱい』、『ハチミツとクローバー』(共に台湾テレビドラマ)など。テレビ以外にも、音楽活動、舞台出演と活躍の幅を広げている。
『イタズラなKiss〜悪作劇之吻〜』の台湾版テレビドラマに出演し、一躍スターとなったジョセフ・チェン。
日本にも熱烈なファンが多く、この3月には、チェンが2010年に主演した『国民英雄-X』と『愛、歓迎します〜歓迎愛光臨〜』のDVDが同時リリースされた。
そのプロモーションのために来日した彼が合同インタビューに応じ、2作品の魅力や撮影中のエピソード、日本のファンへのメッセージなどを語ってくれた。
チェン:日本に来る機会がまた増えるので、とても嬉しいです。
『国民英雄-X』はシリアスなストーリーで、僕はニュースキャスター役を演じました。ニュースをプロフェッショナルに読んだり、逃亡したり、フィアンセを殺される設定であったりと、今まで演じたことのない役を経験できたので、よかったと思います。
『愛、歓迎します〜歓迎愛光臨〜』は純愛ストーリーで、自分のさまざまな経験を入れて演じました。初恋の相手と同時期に社会人になると、互いの成長するスピードが違うために、すれ違ったり、誤解が生じたりして、別れてしまうことはよくあります。僕も似たような経験があるので、そのときを思い出しながら演じました。
この2作品をラーメンにたとえると、『国民英雄-X』は濃厚で辛口、『愛、歓迎します〜歓迎愛光臨〜』はあっさりしていて誰もが好きな味ですね。また、それぞれ作品を通じて伝えたいことも異なります。『国民英雄-X』では、真実を追求するためには勇気を持って正義を貫かないといけないということ。『愛、歓迎します〜歓迎愛光臨〜』は、熱烈な恋愛だけではなく、平凡な生活の中にも幸せがあるかもしれないよ、というメッセージが伝わればいいなと思います。
チェン:イベントのたびに思うことですが、「ありがとう」という気持ちを伝えたいです。応援してくれているファンの方々と、近い距離で触れ合いたいです。たとえ握手をする時間がなくても、目と目で気持ちを伝えたいです。僕の目のなかには、みなさんへの感謝の気持ちがあります。
そこで提案ですが、みんな無言でアイコンタクトをとるだけのイベントというのはどうでしょうか? 他にはなにもしません。ジョークです(笑)。
チェン:当時のほうが今よりも筋力がありました。アクションシーンは、監督の指示通りに跳んだり走ったり、そのときの情熱で演じていましたが、帰宅してからアザができていることに気付くこともありました。演じている最中はいっぱいいっぱいで、まったく気付かなかったのです。
チェン:ニュースを読むシーンは、まとめて一晩で撮影しました。台詞はすべて暗記していたのですが、夜中に疲れが出てきたとき、感情をこめられなくなってしまいNGを出したことがありました。その後、本物のキャスターと話したのですが、彼らはただ暗記するだけでなく、分析したり勉強したりしているそうです。台湾にもいろいろなキャスターがいますが、おもに、ボディランゲージが多くて親しみやすいタイプと、少し前かがみの姿勢で威圧感があるタイプがいます。僕が安在勇(役名:アン・ザイヨン)を演じるうえで参考にしたのは後者です。
チェン:僕にとっても印象的でした。見てくれた方にとっても、ロマンティックで大切なシーンだと思います。雨の中で初めてのキスという設定だったので、感情があふれ出るようなロマンティックな雰囲気になるよう演じましたが、実際には人工雨を大量に降らせていて、その水が目にも口にもたくさん入ってきて大変でした。それでも愛している目をしないといけないですし、キスしているときも口も半分あけて水を出さないといけないほどだったので、演じているときはロマンティックではありませんでした(笑)。
エピソードといえば、青島の有名な観光地で撮影していたのですが、アイスクリームを売りに来るおいじさんがいたんです。僕はそのおじいさんのVIPになりました。彼が来るたびに買っていましたから。日本で売っているかどうかわかりませんが、少し甘いかき氷のようなもので、あっさりしていて、大好きなんです。
また、僕自身のクランクアップは、シアティエン(役名)が外国に行くために部屋を出て行くシーンでしたが、監督が「今日はあなたが監督をやってみて」と言ってくれたんです。どこにカメラを置くのか、どういう風に撮るのか、といったことを自分で演出しながら演じました。
チェン:僕は子供の顔を撮るのが大好きなんです。国や地域は関係なく、子供がいればよく撮っています。子供の表情は素直なので、大好きです。
チェン:みなさん応援をありがとうございます。2作品のDVD購入者イベントで、また来日します。これからも新たな作品を通じて、そこに表現されている僕を見てください。
ファンの方々とはお互いに気持ちが通じ合っていると思っているので、いつかアイコンタクトだけのイベントを開きたいです(笑)。
(text&photo=秋山恵子)
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