ダニエル・クレイグ最新主演作は青年との赤裸々な愛の物語!! ウィリアム・S・バロウズの自伝的“封印”作品『クィア/QUEER』予告編解禁

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ジェームズ・ボンドを卒業したダニエル・クレイグの最新主演作、その予告編がいよいよ解禁! 伝説的作家ウィリアム・S・バロウズの赤裸々な自伝的長編を原作とし、2024年の第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを迎えて話題を呼んでいたその作品の姿が明確になるとともに、邦題が『クィア/QUEER』に決定した。

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クレイグが演じる男の願いは「愛する青年と心身ともにひとつになりたい」

1950年代のメキシコシティ。退屈な日々を酒や薬でごまかしていたアメリカ人駐在員のリーは、美しくミステリアスな青年ユージーンと出会う。ひと目で恋に落ちるリー。渇ききった心がユージーンを渇望し、ユージーンもそれに気まぐれに応えるが、求めれば求めるほど募るのは孤独ばかり。ある日、リーは一緒に人生を変える奇跡の体験をしようと、ユージーンを幻想的な南米への旅へと誘い出すが──。

映画にもなった『裸のランチ』の原作者としても知られ、ビート・ジェネレーションの旗手と呼ばれたバロウズが、主人公のリーを通して自身の体験を赤裸々に書き上げたとされる本作は、一時本人によって出版を封印していたとされる作品だ。

バロウズの分身的存在であり、愛する青年と心身ともにひとつになりたいと切望する男・リーを演じるのが、ダニエル・クレイグ。究極の愛を探し求める姿はとてもぶざまかつ崇高……ジェームズ・ボンドとはまったく異なるキャラクターをどのように演じるのかが、最大の注目ポイントだろう。

(C)2024 The Apartment S.r.l., FremantleMedia North America, Inc., Frenesy Film Company S.r.l.

邦題とともに解禁された日本版ポスタービジュアルには、リーの足元にユージーンの足がそっと添えられた印象的なカットのそばに「みっともないほど、君に触れたい」という痛切な思いが込められたセリフがキャッチコピーの使われており、表情は見えなくとも狂おしいほどに恋をし、相手を求めるリーの切々とした感情が伝わってくる。

リーが恋する青年ユージーン役には、映画ファンの間で今年最高の“発見”との呼び声も高いドリュー・スターキー。一見クールで感情をあらわにしない新世代に見えつつも、己のアイデンティティへの戸惑いや葛藤が垣間見える絶妙な表情で、ユージーンの心の中の繊細なゆらぎを観客に突きつける。

本作の監督は『君の名前で僕を呼んで』でひと夏の切ない恋を描いたルカ・グァダニーノ。その演出に加えて、トレント・レズナー&アッティカス・ロスが手掛けた音楽と、ニルヴァーナ、プリンス、ニュー・オーダーらの挿入歌が聴覚を、ファッションの新しい軌道を創り上げたJW Andersonのジョナサン・アンダーソンによる衣装が視覚を魅了する。

その一端を知ることができる予告編は、「我々は、途方もない世界の、孤独なカケラだ」というリーの言葉から始まる。繁華街の夜道で通りすがりのユージーンと目が合い、一気に恋に落ちる出逢いの瞬間や、彼の気を引こうとおどけてあいさつするチャーミングな姿が紡がれていく。

ユージーンは好奇心に輝く瞳で未知の世界については知りたがるが、自分のことはほとんど語らない。感情をあらわにすることもなく、限りなくミステリアスな存在のユージーンに否応なしにひかれていくリー。

「言葉なしで、君に触れたい」と、クレイグ演じるリーが究極の愛を探し求める姿が描かれる本作、その恋の行く末はいかに。

映画『クィア/QUEER』は5月9日より全国公開。

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