伝説的名優たちとの共演はエキサイティングな反面すごく緊張した
引退した元凄腕スパイたちの活躍を描いたヒット作の続編『REDリターンズ』。前作に引き続きブルース・ウィリスやジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー＝ルイーズ・パーカーらが出演しいるのに加えて、、アンソニー・ホプキンスやキャサリン・ゼタ＝ジョーンズといったトップスターが新たに参戦。さらに、イ・ビョンホンも出演し、話題を呼んでいる。
韓国のトップスターから、いまや世界のトップスターとなった感のあるビョンホン。ハリウッドスターを向こうに回した迫力のアクションで観客を魅了する彼に話を聞いた。
ジャパン・プレミアでのイ・ビョンホン
──この映画でのあなたは、今まで以上にステキでした。
ビョンホン：ありがとう。
──『REDリターンズ』への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
ビョンホン：前作の大ファンだったから、続編への出演が決まってすごく嬉しかったよ。ブルース・ウィリスにジョン・マルコヴィッチ、アンソニー・ホプキンスをはじめとしたありえないほど豪華なキャストの一員になれたのは、僕にとって夢のような話だしね。伝説的名優たちとの共演はエキサイティングな反面すごく緊張したけれど、撮影現場で皆すごく温かく迎えてくれたから、すぐに不安が吹き飛んだし、リラックスして楽しく演じることができたんだ。かけがえのない思い出と共に、すばらしい体験になったよ。
──大スターと共演してみていかがでしたか？ 意外な素顔を垣間見られたりしましたか？
ビョンホン：何より驚いたのは、皆、大スターであるにもかかわらずすごく謙虚で、一般人と変わらない普通の人たちだってことだ。彼らの謙虚な姿勢には、驚くと同時にとても感心させられたよ。
大まじめに演じることで、観客の笑いを誘うんじゃないかと考えた
──役作りについて監督たちと話し合ったりしたのですか？
ジャパン・プレミアでのイ・ビョンホン（左）
ビョンホン：ディーン・パリソット監督は俳優たちとじっくり話し合いながら撮影を進めて行くタイプなんだ。そういった意味では僕とやり方が似ていたから、すごくやりやすかったよ。キャラクターそのものについてはもちろんのこと、どうすればより良いシーンになるのかといったことを、様々なアイデアを出し合いながらとことん話し合った。外国人の僕がハリウッド映画でコメディに挑戦するというのが、自分にとっては1番の不安材料だったんだけれど、その点に関しても監督のアドバイスのもと、色々なバージョンを試すことで課題をクリアして行ったんだ。とても息の合ったコラボレーションだったと思うよ。
イ・ビョンホン
(C) FUJISATO ICHIRO
──あなたが演じた役・ハンについて教えてください。
ビョンホン：とても興味深いキャラクターだよ。かつて韓国の工作員だった彼は、フランク（ブルース・ウィリス）のせいで職務を追われることになる。人殺しとスパイ活動しか知らない彼は、やがて最強の殺し屋へと変身を遂げるんだ。ある日、何者かにフランクの暗殺を依頼された彼は、もちろん喜んで仕事を引き受け、フランクを執拗に追跡しはじめる。そしてついに2人が対面し……そこから何が起きるかは映画を見てのお楽しみだ。
──演じるときに気をつけたことなどはありますか？
ビョンホン：ハンの人物像や演技の方向性などについて、監督とはとことん話し合ったよ。大まじめに演じることで、観客の笑いを誘うんじゃないかと考えたんだ。コミカルな演技は、外国人俳優にとってすごく難しいんだ。コメディを演じるには、その前にまずその国の言語と文化を学ぶ必要があるし、海外で暮らした経験がない僕にとっては、なおさら難しいチャレンジだったよ。
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