長尾謙杜、一般客に混じりお忍びで初主演作を鑑賞!「隣に俺いるよ、って思いながら見ていました」

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『おいしくて泣くとき』
(C)2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会
『おいしくて泣くとき』
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長尾「友だちからは『お前、芝居うまいな』という感想をいただきました(笑)」

『おいしくて泣くとき』の大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、主演の長尾謙杜、ヒロインの當真あみ、監督の横尾初喜が登壇。本作の反響への想いを語り合った。

・長尾謙杜が初主演映画『おいしくて泣くとき』の舞台挨拶から突然降壇した理由とは?

映画の上映を終えたばかりの会場は、目を潤わせてすすり泣く観客で埋め尽くされたが、キャストと監督がサプライズで客席後方から姿を現すと空気は一転。割れんばかりの熱い歓声があがり、事前に配られていた緑や黄色のペンライトの暖かな光で登壇者を迎えた。

『おいしくて泣くとき』

・『おいしくて泣くとき』大ヒット御礼舞台挨拶の写真はこちらから!

本作で劇場映画初主演を務め、主人公・心也役を演じた長尾謙杜は、「今日は皆さんにお集まりいただいて、すごく嬉しいです。ペンライトを持っているのを知らなかったので、出てきた時すごくびっくりしましたし、とても幸せな空間だなと感じております」とペンライトでにぎやかな客席を笑顔で見つめながら挨拶。

MCが「本日映画を見るのは2回目以上の人~?」と聞くと、たくさんのペンライトの光が横に揺れるのをみて、「嬉しい! なんかライブ会場見たい!」と3人は盛り上がった。心也の幼馴染で同級生の夕花を演じた當真あみは、「何度も映画を見に来てくださっている方々が多いと聞いてとても嬉しいです」と感無量の様子。

本作が公開されてからの周囲からの反響について聞かれると、長尾は「ハッシュタグで感想を書いてくださっているのも見ていますし、友だちからも見たよと連絡をもらったりして、すごく嬉しいですね。友達からは『お前、芝居うまいな』という感想をいただきました(笑)」と照れ臭そうに明かした。

當真も「私も沖縄に住んでいる友だちが初日舞台挨拶のライブビューイングを見に行ってくれたみたいで、長文の感想と昔の写真を送ってきてくれて。『こうやって活躍しているのすごいな』と言ってくれて、それがとっても嬉しかったです」と身近な人に見届けてもらえたことを嬉しそうに語った。

『おいしくて泣くとき』

横尾監督は「この物語は恋愛映画であり、家族の物語なのですが、僕と同世代の方も、男性の方も号泣されたりしていて、本当それが嬉しいです」と同世代にも響いていることに喜びをかみしめた。

ステージ上に構えられたパネルには映画に寄せられた感動の声が記されており、長尾が「涙腺鉄壁の私が、終わって立てないほど涙を流した映画」という感想を見つけ、「涙腺鉄壁って初めて聞きましたね! 次の上映もあるので、立って出てもらわないとここ困りますけども、それぐらい喜んでいただけて嬉しいです」と語感を気に入ったよう。

當真は感想パネルの中に「想う」というワードの共通点を見つけ出し、「やっぱりそれぞれが誰かを想いやる気持ちっていうのが、皆さんにも伝わっていたことがすごく嬉しい」と気持ちがちゃんと届いていることを喜んだ。

また、長尾は「心も体も綺麗に洗い流してくれるような、とても美しい作品」という感想に対し「心の洗濯機みたいな感じでね、素敵ですね」と触れ、MCから「映画のキャッチコピーみたいですよ」と突っ込みが入ると、「心の洗濯ってあんまりかっこよくないですよね? ちょっとなんか昭和感じますよね(笑)」と恐縮して笑いを誘った。

多くの人の涙を誘った本作の感動シーンについて聞かれると、長尾は「いろんなシーンありますけど、エンディングでUruさんの主題歌『フィラメント』がかかるんですけど、数年後この曲を聞いてもこの映画を思い出してくれるような、ぴったりの歌詞になっていてUruさんに本当に感謝です」と主題歌の魅力を力説。

當真は「やっぱり尾野真千子さんが出てくるシーンじゃないでしょうか。現場でもお会いできてなかったので、初めてそのシーンを見た時にはすーっと涙が出ました。ほんとに素敵なお芝居で、すごく引き込まれました」と30年後の夕花を初めて見たときの感動を改めて振り返った。

さらに、本作は何度でも楽しめる映画であるとアピールする長尾は、「普通のラブストーリーや家族愛、友情といろんな要素が詰め込まれていて、僕たちの世代が見ると今を大切に生きようと感じる部分があったり、大人になってから見ると親の目線で感じたり、自分がその時いる環境によって見え方が違うのかなって思います。だから違う人を主軸に置いて見てみると考え方も変わったりして楽しめると思います」と色々な見方ができることに触れた。

続いて「30年後に夕花の秘密が明かされる」というストーリーにちなみ、“今だから言える秘密“について話が及ぶと、横尾監督は「原作の森沢先生がどこかに出てらっしゃいます。さらに(30年後の心也が経営している)カフェレストラン・ミナミを貸してくださったオーナーの方も出ています。ヒントは、オーナーはもちろんカフェレストラン・ミナミのシーンで、森沢先生はかざま食堂のシーンで出ていただいています」と本作にまつわる秘密を明かした。

當真は「クライマックスの駅のシーンで、撮影の時に感情を作るのにすごく時間かかってしまって。朝から撮影だったのですがうまく涙が流れず、お昼休憩を挟んでリフレッシュして夕方前にようやく取り終わるくらい時間がかかってしまいました。長尾さんが『夕花!』と何度も叫ぶシーンだから声も心配で…」と苦労した撮影秘話を明かすと、長尾は「大丈夫です、普段から声大きいので」とフォロー。一方で横尾監督が「お弁当たくさん食べてたよね」と付け加えると、當真は恥ずかしそうに笑っていた。

そして長尾は「実は…空が飛べるんです」と冗談を言い会場の笑いを誘いつつ、「自分の劇場初主演映画なので、実は一人で劇場に見に行ったんですよ。たぶん僕のファンであろう方がいらしていて、映画を見て泣いてくださっていたんですけど、『隣に俺いるよ』って思いながら見ていました。帰り際には『よかった、可愛かった』みたいな感想も聞こえて、ありがとうと思っていました(笑)」と明かし皆を驚かせた。

『おいしくて泣くとき』

舞台挨拶の終わりには、横尾監督は「たくさんのコメントを見ていて、本当にこの作品が皆さんに届いているんだなと実感しています。温かい思いが行動につながることが幸せになるのでみんなで共有していきたいです」、當真は「何回も見てもらえるくらい愛されている作品だと思うとすごく胸がいっぱいになります」とコメント。

長尾は「劇場初主演映画を多くの方々に応援いただけてとても幸せです。皆さんが僕たちのことを想ってくれているからこそだと感じていますが、その“人を想う気持ち”こそが、この映画で描かれていることなので、何度でも皆さんに見ていただけたら嬉しいです。これからもより皆さんのことを思って活動していけたらいいなと思っています」と感謝を述べ、煌びやかな光と暖かな笑いで包まれた本イベントは終了した。

『おいしくて泣くとき』は2025年4月4日より全国公開中。

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