吉沢亮主演×横浜流星共演の『国宝』第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に選出決定

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『国宝』
(C)吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

李相日監督「歌舞伎俳優の生き様をお披露目する場として、これ以上ない大舞台」

吉沢亮を主演、横浜流星を共演に迎え、李相日監督が吉田修一の傑作小説を映画化する『国宝』が、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に選出された。

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2002年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞。2007年「悪人」では毎日出版文化賞、大佛次郎賞など数々の賞に輝いた吉田修一の最高傑作との呼び声高い「国宝」。本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で、吉田修一自身が3 年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品だ。

2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした本作は、連載時から大きな話題となり、2018年に単行本化された。2019年には第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞している。

原作者・吉田修一が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた、吉沢亮主演、横浜流星共演の映画『国宝』が公開される。本編完成前から大きな話題を呼び、公開2ヵ月前にして予告の再生回数はすでに100万回を突破し、高い注目を集める本作。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描き出す。

共演は渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作ほか、豪華な顔ぶれが揃う。

メガホンをとるのは、『フラガール』(06年)で日本中を感動の涙で包んだ李相日監督。初めて吉田修一作品に挑んだ『悪人』(10年)は、国内のあらゆる映画賞を総なめにし、第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得る名作となった。

脚本は、相米慎二監督の『お引越し』(93年)で脚本家デビューし、『八日目の蝉』(11年)『コーヒーが冷めないうちに』(18年)『時をかける少女』(06年)『サマーウォーズ』(09年)『おおかみこどもの雨と雪』(12年)など、様々なヒット作品を手掛ける奥寺佐渡子。撮影は、『アデル、ブルーは熱い色』(13年)で第66回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得し、グローバルに活躍するソフィアン・エル・ファニが手掛ける。

今回、フランス時間の5月13日~5月24日に開催予定の第78回カンヌ国際映画祭監督週間部門にて、映画『国宝』が公式上映されることが決定した。世界3大映画祭のひとつで、国際映画祭の最高峰ともいえるカンヌ国際映画祭。その独立部門である監督週間は、自由な発想や新しい表現で作家性を持つ監督の作品が選出され、過去にはケン・ローチ、ジム・ジャームッシュ、スパイク・リー、ソフィア・コッポラ、アトム・エゴヤン、グザヴィエ・ドラン、日本からは大島渚監督、北野武監督、黒沢清監督などの作品が上映されていいる。

これまで李監督は、『悪人』でモントリオール世界映画祭、『許されざる者』(13年)でヴェネチア国際映画祭、『怒り』でトロント国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭に参加してきた。カンヌ国際映画祭に作品が選出されるのは初めてのこと。自身初の快挙に、李相日監督から喜びのコメントが到着した。

■李相日監督

人生を懸けて臨む。その言葉通り、一年半もの間を稽古に費やした吉沢君を筆頭に、
演者たちの覚悟なしには語れない作品です。
同様に、スタッフの果てしない献身、そして信頼に感謝が尽きません。
カンヌという形で報いられる喜びを噛み締めています。
華麗であり、壮絶である歌舞伎俳優の生き様をお披露目する場として、これ以上ない大舞台です。

『国宝』は2025年6月6日より全国公開。

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