今年1月にはカリフォルニア州の山火事で自宅が全焼する悲劇に見舞われていた
映画『シックス・センス』で死者が見える少年を演じ、11歳にしてアカデミー助演男優賞候補にもなったハーレイ・ジョエル・オスメントが8日(現地時間)、カリフォルニア州で公共の場所での酩酊と未確認の規制薬物所持の疑いで逮捕された。
・『Mr.タスク』ハーレイ・ジョエル・オスメント インタビュー
アメリカの芸能週刊誌「People」などの報道によると、オスメントは8日午後2時頃、カリフォルニア州東部にあるマンモス・マウンテン・スキー・リゾートの駐車場に「手に負えない状態」でいるのを通報された。地元警察が現場に駆けつけ、スキー場のパトロール隊員たちと一緒にいたオスメントを逮捕したが、事態が明らかになった16日(現地時間)の時点では「彼はすでに書類送検され、現在は勾留されていません」と地元警察は発表している。事件の捜査は続いており、モノ郡地方検事局は、今後彼を起訴するかどうかはまだ発表していない。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94年)でトム・ハンクスの息子役でデビューし、スティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』(01年)では主演を務めるなど、天才子役として華々しい活躍をしたが、18歳だった2006年に飲酒運転で逮捕され、直後にマリファナ所持も発覚し、3年間の保護観察処分を受けている。2018年にはラスベガスのマッカラン国際空港で、人と口論になるという騒ぎを起こし警察が駆けつけたこともある。
近年はホラー映画『Mr.タスク』(14年)やザック・エフロン主演の『テッド・バンディ』(19年)、ライアン・ジョンソン監督のTVシリーズ『ポーカー・フェイス』シーズン2(25年)などに出演、今年2月にはTV番組「Jimmy Kimmel Live」にJ.D.ヴァンス米副大統領に扮して登場した。声優としても活躍し、ゲームの「キングダム ハーツ」シリーズのソラ役を務めていた。
手堅くキャリアを築き、3月にはプライベートで来日して、MLB東京シリーズのシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースの試合観戦や京都観光も楽しむなど、順風満帆に見えたが、実は今年1月のカリフォルニア州の山火事でイートン・キャニオン近くのアルタデナにあった自宅が全焼する悲劇に見舞われていた。
「500枚のレコードと、18歳になった時に両親から贈られたピアノ」を失ったと「New Yorker」誌のインタビューで本人が明かしている。最近、代わりの家を見つけたが、保険会社から請求を拒否されるなど、多くの問題を抱えている状況のようだ。
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