チュ・サンウクが目的のためなら家族にも刃を向けるカリスマ王を熱演、演技が絶賛された時代劇
#チュ・サンウク#太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~#韓国ドラマ#韓流
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偉大な父を助けようとしたバンウォンだが……
主演のチュ・サンウクが「2022 KBS演技大賞」を受賞した歴史超大作『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』を紹介する。
・パク・ヒョンシクが呪われた王世子を好演! 家族殺しの容疑をかけられた女との運命は?
1388年、高麗。遼東征伐に向かったイ・ソンゲ将軍(キム・ヨンチョル)は、明との戦に勝算はないと判断し開京に引き返す。これに憤慨した王は、開京にいるソンゲの一族を捕えるよう命令。しかし、五男のバンウォン(チュ・サンウク)は、2人の母と家族と共に東北面に逃げるのだった。一方、ソンゲは王の側近を倒し、開京を陥落させ、王は廃位に。しかし、王はソンゲ暗殺の計画を立てていた。それを知ったバンウォンは……。
したたかなソンゲの第二夫人
倭寇を退治したことで、民衆の支持を一気に得ることになったソンゲ将軍。しかし、当時の王は明との戦いを途中で引き返したことを根に持ち、何度となく命を狙う。バンウォンが、そんな王の思いをいち早く察知し、身を挺して父を危険から防ごうとするのがスゴイ。その上、バンウォンの継母であるソンゲの第二夫人が、王と9歳の息子の世子の処刑を後押しするところも、賢妻というよりは恐妻ぶりを感じさせるものがあった。
まさに賢妻なバンウォンの妻
賢妻といえば、バンウォンの妻、ミン氏だ。「自分だけ戦に参加させてもらえない」と嘆くバンウォンに「あなたは、刀ではなく筆で世の中を変えたらいい」とそっと背中を押す。兄弟の中でも唯一科挙に合格し、今でいう官僚勤めだったバンウォンの良さを分かっているからこその言葉だ。そんな妻も3人の息子を幼いうちに亡くすという悲惨な境遇にあい、終盤ではバンウォンに敵対心を抱かれるという複雑な立場に置かれる。
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時代劇からラブコメまで多彩な役を演じるチュ・サンウク
朝鮮王朝の礎を築いた王を圧倒的な演技力で魅せたチュ・サンウクは、1978年生まれの俳優。1999年のドラマデビュー後、時代劇からラブコメまで多彩な役を演じ、多くのファンを獲得した。出演作に『善徳女王』や『不滅の恋人』などがあり、最近ではパク・ヒョンシク主演の『埋もれた心』に特別出演している。
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色気ムンムンの大妃が兵力までも!?
前半でバンウォンの父が国王、太祖になって以降、家族や親族の関係性が変わっていくところを詳細に描いた本作。とりわけ、大妃になった第二夫人が色気ムンムンで太祖に迫り、兵力まで牛耳っていくのが恐ろしい。
父親の元側近で親友だった儒学者を処刑したことが許せない父vsバンウォンの対決は見もの。それに追い打ちをかけるように、第二夫人が2人の溝がますます深まるように手を回し、自分の息子が王位を継承できるよう画策していくのだ。国王というあまりにも巨大な権力を前にすれば、家族でさえも関係性が変わってしまうという悲哀を感じさせる歴史ドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)
『太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~』
DVD-BOX 1~3 各18,700円(税込)
レンタル中
発売元:「太宗イ・バンウォン~龍の国~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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