1993年12月15日生まれ。東京都出身。2014年からファッション誌「non-no」専属モデルを務めるなどモデルとして活躍する一方、映画やドラマなど女優としても活動。『いつかティファニーで朝食を』(15〜16年)や『家売るオンナ』(16年)などのテレビドラマに出演し、『ラブラブエイリアン』では連続ドラマ初主演。映画でも15年公開の『風のたより』で初主演を務め、16年には『インターン!』でも主演を務めた。そのほか『泣き虫ピエロの結婚式』(16年)、『聖の青春』(16年)などに出演している。
瀬尾まいこのベストセラー小説を映画化した『僕らのごはんは明日で待ってる』。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔とモデルで女優の新木優子が、7年越しに互いを思い合う男女を演じた青春ラブストーリーだ。
ヒロイン小春を演じる新木は、映画や連続ドラマで主演を務めるなど、注目株の若手女優。そんな彼女に、王道のラブストーリーを演じた感想や、女優という仕事について話を聞いた。
新木:私が演じた小春という女の子はすごく明るく元気でポジティブな性格だなって思ったんです。そんな小春が主体になって会話が繰り広げられるので、言い回しなどは気をつけていかないとなって思いました。
新木:私はポジティブな性格なので、そういった部分は小春に似ているなって思います。でも小春は、自分の弱い部分を大切な人には伝えず、自身で解決しようとする女の子ですが、私は小春ほど強くないので、大切な人とは共有したいなって思います。
新木:自分より相手の気持ちを考えてしまう子ということは常に心に留めていました。そのため、自分の気持ちとは裏腹な行動をしてしまうこともあり、すごく小春の立場になって考えると切なくなってしまうんですよね。そうした場面で感情を押し殺して演じることはとても大変でした。
新木:お会いする前は、物静かで落ち着いた方なのかなって思っていましたが、実際は、緊張している私に優しく接してださったりする方でした。もちろん落ち着いている部分もあり、周囲に気を遣ったりとても紳士的な方でした。
新木:撮影には1ヵ月ぐらいの時間を費やしたのですが、ほぼ順撮り(物語の最初から順番に撮影していること)でやらせていただいたので、日を重ねるごとに、自然とお互いしゃべるようになっていって、クランクアップのときは、すごく仲良くなりました。そんな2人の間柄が映像に出ていたと思います。なかでも(中島演じる)亮太の部屋のシーンは印象に残っています。今回はラブストーリーにも関わらず、恋人らしい描写ってあまりなかったのですが、お家のシーンは2人の仲の良さが表現されている場面です。
新木:面白い考えだなとは思いますが、私は悪いことが起こるという発想がないので、あまり共感はできないです。
新木:くじけたりしたことはありますが、どこかで吹っ切れるタイミングがあるんです。いくところまでいってしまうと「もういいや」って思えてきて切り抜けられるんです。考えすぎても精神的にいいことがないので、自然と切り替えるようになっているみたいです(笑)。
新木:私的には“なし”かなって思います。やっぱり相手はモヤモヤしてしまうだろうし、私も逆の立場だったら、伝えてもらいたいって思います。小春にはちゃんとした理由があるので気持ちは分かりますが、やっぱりきちんと言った方がいいですね。
新木:ありがたいことですが、2016年の夏は3つの作品を同時にやらせていただいたんです。そのとき改めて思ったことは、新鮮な気持ちで現場に臨むことの大切さですね。それまで役を引きずってしまうことが多かったのですが、いったんリセットすることによって、より役に向かっていけるようになることを学びました。
新木:お風呂に入ることも気分転換になりますが、外に散歩したり、友だちと会っておしゃべりしたり、仕事とは全く別のことをすることによってリフレッシュできますね。家に閉じこもっているよりは、外に出る方がいいのかなと思っています。
新木:最近どのお仕事が一番楽しいかと考えたとき、女優は色々な職業になれたり、違う人の人生を歩めたりする唯一無二のお仕事なんだなって強く思ったんです。これからも大切にしていきたいし、女優のお仕事をさせていただいているから、違うお仕事も頑張れるんだなって思うんです。今はなくてはならないお仕事ですね。
新木:お話しさせていただいたことはないのですが、柴咲コウさんはずっと憧れの存在です。演技がすばらしいのはもちろんですが、一度ライブに行かせていただいて、女性としてもものすごく素敵だなと思いました。女優としてはもちろん、女性としても憧れています。
新木:この映画は、普通に起きていることが実は普通じゃないんだと実感できる作品です。お互いを思い合いあうが故にすれ違ったりする切ない部分もあり、うるっとしてキュンとなる「うるキュン」青春ラブストーリーです。
(text&photo:磯部正和)
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