1980年1月21日生まれ、宮崎県出身。19歳からダンスを始め、2004年にEXILE主演の舞台にダンサーとして出演を果たす。その後、EXILE武者修行ツアーへの参加やインストラクターとしての活動を経て、2007年に二代目J Soul Brothersのメンバーに抜擢。2009年にはEXILEへ加入する。俳優としては、テレビドラマ『ムッシュ!』(13)で初主演を果たしたのち、映画『クロスロード - Crossroads』でも主演を務めた。現在は、EXILE THE SECONDとしても活動するかたわら、自身がプロデュースを手掛ける九州発エンタテインメント・プロジェクト「THE NINE WORLDS」にも力を注いでいる。
総合エンタテインメントとして、つねに新たな可能性に挑戦しているプロジェクトといえば、2015年にドラマからスタートした『HiGH&LOW』シリーズ。映画や動画配信からLIVEに至るまで、累計視聴人数は600万人を超えており、あらゆるメディアの垣根を越えた展開をみせている。そんななか、「超進化」をテーマに生み出されたのは、映画第3弾となる『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』。これまでも豪華キャストが多数出演していたが、今回はさらに39名の新キャスト迎え、総勢100名以上の出演陣によるシリーズ最大規模の大作が完成した。
本作は、5つのチームの頭文字をとった「SWORD地区」というエリアを舞台に繰り広げられており、それぞれ個性豊かなメンバーが揃っている。そこで今回は、White RascalsのリーダーROCKYとして当初より本シリーズに携わってきた黒木啓司と、“監獄のキング”ジェシー役で満を持して初参戦となるNAOTOの2人にそれぞれいまの思いを語ってもらった。
黒木:まずは、またいい映画が撮れたなという風に感じています。
NAOTO:いち視聴者として外から見ていたときもすごいなと思っていましたが、実際に中に入ってみると、本当にすごいスケールでやってるんだなとよりリアルに肌で感じました。大きなセットとか派手なアクションというのは、怪我や事故がないように1人1人が集中しないといけないですし、スタッフさんも寝ずの作業が多かったと思うんですけど、頑張っていただいた分、それに演者も応える形でしたね。全員が一丸となっているのが、映像に出てたと思います。
黒木:アクションシーンというのではなく、対峙する場面だったので、特に事前に何かを相談したりはしなかったですね。
NAOTO:そうですね、その瞬間でやっていった感じです。
黒木:やっぱり岩ちゃん(岩田剛典)は、この作品を背負っている感じがあって、すごいなと思いました。僕は今回の作品を見たときにも思ったんですけど、これまでドラマと映画をやってくるなかで、岩ちゃんがずっと引っ張ってきている作品でもあるので、やっぱり岩ちゃんが出てくるシーンというのは存在感があったり、感動させられたりと色んなものを背負ってるオーラが出てたなと思いました。
NAOTO:そうですね。今回は2人でがっつり練習するというのはしなかったですが、それでもその瞬間瞬間で呼吸を合わせるというのは、やっぱり普段から仲がよかったり、一緒のグループで活動したりしているから、そういう雰囲気も出せたんじゃないかなと思います。
黒木:アクションは使う筋肉がまず違うので、撮影が終わると、筋肉痛になりとかしました。あとは、実際に殴っているわけではないので、カメラワークだったり、呼吸が合わなかったりすると何回も撮り直しになってしまい、そういう部分は難しかったと思います。僕は本格的なアクションをしたのは今回が初めてだったので、この苦労をいままでみんながやってきたんだと思うとすごいなと感じました。
NAOTO:僕は結構アクロバティックなことを今回やらせてもらったので、そういう部分は普段のダンスとはまたちょっと違う感覚がありました。だから、そこは難しかったのもありますけど、すごく楽しかったですね。
黒木:僕はセカンド(EXILE THE SECOND)のメンバーといることが最近は多いですが、メンバーたちも大人になったなというのを感じます。それから、セカンドというのは、それぞれがプロデューサーという意識を持ちながらやっているんですけど、だからこそメンバーたちからはいろんな刺激をもらっています。いまは40代に向けて人生を何か変えていかないといけないときなので、それに関しては1人1人がすごくがんばっていますね。
NAOTO:今回の映画のなかで僕はプリズンギャングというグループに所属していて、とある事情でMIGHTY WARRIORSと行動を共にします。芝居と音楽とファッションというものがいろいろと詰まっているシーンが多く、そういうのが好きなメンバーが集まっている。なかなかこれだけのメンバーで、みんな一緒に踊れたり、歌えたり、演技できたりしないので、すごくLDHっぽくていいなと感じました。
黒木:いま僕は、九州からアジアに向けて新しいエンタテインメントを発信したいと思っているので、人材発掘をしてスターを見つけて、自分でプロデュースもしたいです。
NAOTO:新しいことというよりも、いまやっているパフォーマンスやファッション、映画に出させていただくことだったりとか、まずは軸となるものをしっかりと伸ばして、将来的にそれをどんどんミックスさせて、自分なりのムーブメントみたいなものを起こしていきたいなと思っています。
(text:志村昌美/photo:中村好伸)
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