1976年4月2日生まれ、東京都出身。幼少時から日本語吹き替えの仕事を多く担当する。『スター・ウォーズ』シリーズのアナキン・スカイウォーカーや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド・バギンズなどの吹き替えを担当。アニメの仕事も多く、『ルパン三世』の石川五ェ門、『ハイキュー!!』の及川徹、『君に届け』の風早翔太など多数。
2016年春クールに放送された、伊藤英明と木村佳乃共演によるテレビドラマシリーズ『僕のヤバイ妻』。最後まで予測のつかない展開で話題となったサスペンスが、海を越えてトルコでリメイクされた。
資産家の妻を快く思っていない夫・アルペルは不倫相手と共に妻の殺害を計画するが、その矢先に妻が何者かによって誘拐される。しかし、事件は思わぬ方向に展開してゆく。
日本での放送にあたり、主人公・アルペルの日本語吹き替えを担当したのは人気声優の浪川大輔だ。国民的アニメである『ルパン三世』の石川五ェ門役や、女子人気が高いキャラクター『ハイキュー!!』の及川徹役などでも知られる彼が、ドラマの見どころから演じるキャラクターへの思いを語ってくれた。
浪川:トルコのドラマを見る機会が今までなかったのですが、想像していたよりもトルコの方の演技にクセがなく、やりやすかったです。
浪川:情熱的であるとか、インド映画のようにミュージカルシーンがあるとか、クセがあるのか思いましたが、とても入っていきやすかったです。
浪川:女性の手の平の上で転がされている男です。見た目はしっかりしていそうですが、ダメ男ぶりが随所に出ています(笑)。甘えん坊だけど、構われすぎると「俺は(ひとりで)できるんだ!」と言い出すような面倒くさい男で。ただ、時に犬みたいな目をするんです。モノローグのシーンなど、どんな声にしようかと考えてしまう、なんとも言えない表情なんですよね。
浪川:ケンカのシーンなどは、相手役の方とセリフの掛け合いをしていて「お芝居って楽しい!」と純粋に思えるぐらい、役に入り込めました。見ている方にうまく伝わるといいなと思います。
浪川:セリフの“間”ですかね。アニメは監督が意図して計算されて作られた“間”。吹き替えは演じてる俳優から出てきた自然な“間”。どちらも良さがありますが、吹き替えの方が感情を乗せるときにアジャストしやすいですね。
浪川:とにかく脚本が良くできていて面白い! 絶体絶命が何度も訪れて、どう切り抜けるんだ?と毎回ハラハラします。コレ無理だろ?って思ってしまうんですけど、話が絶妙な具合に転がっていく。あらゆることが伏線になっていて、それもきちんと回収されるんです。
浪川:好きです! 人間ドラマやコメディも好きだけど、ドキドキさせてくれるものが好きなんです。でも、ホラーは苦手で、仕事としても避けたいぐらい(笑)。子どものときから苦手で、『13日の金曜日』でジェイソンを追い詰める役どころだった時は、もう早く殺されてしまえばいいのに、と思ってました(笑)。それぐらい苦手なんです(笑)。
浪川:まずはキャラクターありきで、その声を演じているのは僕ですが、皆さんに夢を与えているのはキャラクターだと思っています。ファンのみなさんはそのキャラクターや作品がお好きなわけで、及川さんなら及川さんが好きなんです。僕の声も含めて好きになってくれることはとても感謝しています。ありがとうって言いたいです。
浪川:うーん、そうですね……キャラクターの声って覚えてないことの方が多いんです。マイクの前に出て、他のキャラクターと話さないとその声にならなくて。もちろんどんなイメージか考えるし、もっとクールにとかもっと明るくとか調整が入ることはあります。いろんな声で幅が広いと言ってもらうこともありますけど、意識的に作っているわけではないです。基本的には、マイクの前に出て発した声がそのキャラクターの声になっていくというイメージですね。
浪川:素というか、リラックスしてやらせてもらってます。でも、こういう取材のときも作ったりしてませんよ。思ったことをストレートにバンバン言ってるし。事務所からも、もうちょっと緊張感持ってって言われちゃうぐらいなんですよ(笑)。
(text:入江奈々/photo:勝川健一)
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