藤井聡太七段の最年少タイトル王手にネット話題「将棋星人」「ラノベ主人公みたい」
新世代の躍動に、将棋界は大盛り上がりだ。
藤井聡太七段が6月28日、都内で実施された第91期棋聖戦の第2局で、渡辺明棋聖に勝利。2連勝を果たし、史上最年少での将棋界タイトルの奪取に王手をかけた。
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7月19日に18歳の誕生日を迎える藤井は、王位戦の挑戦権も獲得している身。今回の棋聖戦、王位戦のいずれかでタイトルを奪取すれば、屋敷伸之九段が持つタイトル獲得の最年少レコード(18歳6ヵ月)を更新する。
加えて、棋王・王将と合わせてタイトル三冠を保持する渡辺棋聖は、現役最強と謳われ、過去にタイトル戦でストレート負けを喫したことがない。もし藤井が今回3連勝を飾れば、この記録も塗り替える。
“ひふみん”こと加藤一二三九段は、藤井の第2局の勝利について「完勝でした! 万全なる事前研究のもと、大舞台に臨まれており、非の打ち所がないことに感嘆するばかり。将棋界の歴史をいともたやすく塗り替える予感に満ちあふれた17歳」と激賞。
SNS上でも、ファンが「強すぎる」「ケタ外れの天才!」「将棋星人」「本当にラノベ主人公みたい」「序盤、中盤、終盤どれもが超一流」と絶賛コメントが相次いでいる。
2020年世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝したAI将棋ソフト「水匠」の開発者である杉村達也氏も、ツイッターで反応。藤井の58手目の3一銀は、水匠に「4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが、6億手読ませると、突如最善手として現れる手だったようです」とつづり、将棋ファンを驚かせた。
第91期棋聖戦の第3局は、7月9日に都内で実施される予定。新時代の幕開けとなるのか注目だ。
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