1997年3月6日生まれ。宮城県出身。2014年に「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に合格。同年、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーになり、ボーカルを担当。映画出演作は、『PRINCE OF LEGEND』(19年)、『HiGH&LOW THE WORST』(19年)、『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』(20年)。本作品で初主演を果たす。
自分の恋よりもイケメン同士が恋する妄想に夢中なポッチャリ系女子高生の芹沼花依は、ある日突然、激ヤセして超絶美人に変身。登校するやいなや4人のイケメンにモテまくるものの、「王子様のとなりには王子様」を妄想するのが大好きなのに「私がモテてどうすんだ」と大困惑。イケメンたちのカップリングを妄想する花依、花依の気を引くために恋のライバルながらも協力しあうイケメンたち、そんな彼らの姿が花依の妄想をさらに膨らませる!
『私がモテてどうすんだ』はアニメ化もされた人気コミックの実写映画化で、笑いあり、歌と踊りあり、のハイテンション・ラブコメディだ。花依を2人1役で演じるのは、山口乃々華と富田望生。イケメンたちには、サブカル系の六見役に吉野北人、スポーツ系の五十嵐役に神尾楓珠、チャラい系の七島役に伊藤あさひ、ツンデレ系の四ノ宮役に奥野壮。花依でなくても大興奮の美男子キャストの中から、吉野と神尾のインタビューをお届けする。
神尾:ハイローの時は一対一のシーンがあまりなかったんです。今回も絡みが多いわけではないですが、でも北ちゃん主演の映画にメインキャストで出られるというのが嬉しかったです。
吉野:自分は場数が少ないので、こういうタイミングでこういう作品をやらせていただけるというのは、やっぱり不安もありました。でも、身近に知っている楓珠がいてくれたので心強かったです。やりやすかったですし、モチベーションも上がりました。
神尾:僕は勝手に、北ちゃんにキラキラしたイメージを持っていたんです。ヤンキーとかよりも。だから自然でしたね。
吉野:あんまりなかったですね。
神尾:でもわかんないよ、この2人の間でのBL がないから。
吉野:知ってる人だったら照れくさかったかもしれないですよね。
神尾:なかったですね。だから、実際この2人だったら照れちゃったかもしれない。
吉野:撮影で「目を合わせて」とか言われたんですけど、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。
神尾:ははは(笑)。
神尾:原作のビジュアル的には七島が近いなと思ったのですが、性格的には五十嵐なのかなと。原作の五十嵐ほど爽やかにはなれなかったと思いますが、ちょっと腹黒くてドSな部分がある役なので、その辺が似ているかもしれないです。
吉野:僕と六見は容姿があまり似ていないのですが、性格は似ているところもありました。
神尾:確かにね。でも醸し出している雰囲気は似ているなと思います。北ちゃんも喋り方とかおっとりしてるし。時間の流れが遅そう(笑)。
吉野:はい、マイペース(笑)。
神尾:今まで出会ったことがないです、僕は。実際はいるんでしょうけれど、やっぱり隠れているのかな。見つけられてないですね。
吉野:いないかな、どうだろう。同級生とか友だちにはアニメや少女漫画が好きな子はいた気がしますね。でもここまで重度ではなかったんですけど。
神尾:やっぱり1回は様子を見ちゃうと思います。様子見てから決めるみたいな(笑)。
神尾:重症度ですかね。でも芹沼さんはオタクっていうのはありますけれど、本当にいい子じゃないですか。だからそっちに惹かれるかなと思います、僕は。
神尾:僕も最初それ思いました。そんなストレートに、みんな容姿に引っ張られるんだ、って(笑)。でも最初は容姿なだけで、だんだん中身を知っていくから、後半は別に「こいつらひどいな」とは思わなかったです。
神尾:そうですね。でも人間結局、入りは顔なんで(笑)。
吉野:でも六見だけはちょっと違うよね。
神尾:僕は撮影中、 本当にアニメのキャラクターになっている感覚でした。オーバーに演じるとかアニメっぽい切り替え方をしようかな、と思いながらやっていたのですが、完成した作品を見たらちゃんと三次元にいる人物として繋がっていました。
吉野:僕はいかに吉野北人を出さないようにするかということを意識していました。六見遊馬という雰囲気を出したかったので。原作にすごくこだわって作ってもいましたし。でも、六見っぽくない壁ドンをするシーンもあって、 そういうところはあえて吉野北人でいったりとか。
神尾:今それを聞いてなんですけれど、たまに吉野北人が出た時にキュンとするんですよ(笑)。これは見たらわかると思うんですけど、普段は六見だと思っていると急に吉野北人がちょっと顔出すんです。その時キュンとするんですよね。
吉野:ふふふ(笑)。
神尾:かっこよかったですよ。
神尾:僕は完成作品を見た時にすごく元気をもらえて、世界がすごく明るく見えたんです。それくらい色々なことを軽くしてくれる力がある映画だなと思っているので、 内容を見ていただきたいのはもちろんですが、映画自体のパワーを感じてもらえたらいいなと思います。
吉野:キュンキュンするだけではなくてコメディ満載の映画なので、若い人から大人の方まで楽しんで見ていただきたいですね。映画館ってあんまり笑っちゃうと周りを気にしてしまいますが、この作品を見て、みんなで笑って前向きでハッピーな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
(text:中山恵子/photo:小川拓洋)
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