大画面テレビは新製品が見えてきた昨今、ぐ〜んとお安くなっている。コロナ自粛で部屋の模様替えをして、おうちでシネマが日常的になって、いよいよ大画面テレビを導入という方も多いかと思う。
【おうちでシアター 1】大画面で異次元の感動!を手軽に味わう方法
ところが、大画面に釣り合うハイクォリティなオーディオシステムで、かつリビングに置いてもおしゃれ、しかも家族みんなが使いやすいものというと、なかなかないのが実情。そんな中、1BOXでテレビの音はもちろん、ストリーミングの音楽が専用の再生アプリで迷わず再生できて、たまにレコードも繋いでみたいという方にうってつけの最先端モデルが日本時間の本日深夜に発表された。
創業1973年でスコットランドに本社を構える英国王室御用達ブランドLINN(リン)のMAJIK DSM/4(マジックDSM/4)だ。このモデルは、KLIMAX(クライマックス)、AKURATE(アキュレイト)、SELEKT(セレクト)に続く同社のスタンダードシリーズに位置するモデルで、これまでも圧倒的な販売台数を誇る中核モデルだ。
コンセプトは、ハイクォリティを維持しながらの1BOX化。プレーヤーとアンプが一体となっており、テレビとスピーカーを繋げば本格的なオーディオ&ホームシアターシステムが完成する。拡張性は割り切ってた分、上位モデルと同等の内容を盛り込んで高品質サウンドとなる箇所に資源を注力した印象で、マニアでもない限りじゅうぶんに満足する内容となっている。。
今回はデザインも一新した。天面がLPジャケットサイズのアルミの筐体は、いい音楽を奏でるシックな小箱といった風情。これは昨年来大好評の新製品SELEKTと同じサイズで、最上位のKATALIST DACの流れを汲むD/A変換部、従来のCHAKRAアンプを超える新開発のクラスDアンプ(100W×2、4Ω)を内蔵する。使いやすいようにヘッドフォン端子やフォノイコライザー(MM)も内蔵し、レコードもプレーヤーを繋げばすぐ再生できる。これらの信号はすべて内部でのデジタル処理、ハイビット・ハイレゾ変換され、ソースの種類をユーザーが意識しなくてもあらゆる音源がハイエンドオーディオクォリティで楽しめるのがいい。
表示OFFの時は漆黒で静かに佇む有機ELディスプレイが美しく、カラーバリエーション豊富な同社のスピーカーやレコードプレーヤーと組み合わせると上質なインテリアの一部としてしっくりと溶け込む。再生する部屋の環境に存在する定在波(部屋のサイズによって生じる特定の周波数を打ち消し合ってしまう作用)も補正する同社独自の技術Space Optimisation(スペースオプティマイゼーション)機能ももちろん搭載している。
価格は550,000円(税別)で、9月には日本国内にも入荷の予定とのこと。最初は人気殺到で品薄間違いなしだが、「こんなに小さくて軽いのに、音はブリブリで迫力が凄い」ときっと驚かれるはず。65インチを超える有機ELテレビなど大人買いしたらぜひサウンドを充実させてほしい。映画の感動がまったく異次元になること間違いなしだから。(文:fy7d)
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