映画館でバレエを! パリ・オペラ座の歴史的なバレエ公演がスクリーンの大画面で何度でも
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世界最古の歴史を持つパリ・オペラ座バレエ団による公演の収録作が映画館で見られる「パリ・オペラ座バレエ シネマ」。現在は、東京YEBISU GARDEN CINEMAで『ミルピエ/ロビンズ/バランシン』(15年)が絶賛公開中だが、2021年1月から公開される演目が明らかになった。
『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』レイフ・ファインズ監督 自由を切望した男の生き様に感動
今回新たに上映スケジュールが公開となったのは、『ドン・キホーテ』と『眠れる森の美女』。そのいずれもが、伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフがパリ・オペラ座の芸術監督を務め、人気エトワール(パリ・オペラ座の最高位のダンサー)が踊る伝説的な公演となっている。
ヌレエフといえば、祖国ソ連から自由を求めてフランスのパリに亡命した姿を描いた映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』(19年)も記憶に新しい。
『ドン・キホーテ』は、パリ・オペラ座で2012年12月18日に行われた公演の模様を上映。振付/演出はヌレエフで、クラシックの父といわれるマリウス・プティパの原振付に基づく。ドロテ・ジルベール演じるキトリとカール・パケット演じるバジルは必見。
『眠れる森の美女』は2013年12月16日の公演で、振り付けはヌレエフ。ミリアム・ウルド=ブラーム演じるオーロラ姫とマチアス・エイマン演じるデジレ王子を中心とした華麗な世界に魅了される。
今となっては生で見ることができない組み合わせの公演を繰り返し目撃できるのは、収録作品の醍醐味だ。パリ・オペラ座もコロナで公演自粛の最中も『白鳥の湖』などの動画を無料で配信するといった努力を続けており、私たちもまずは新年このシネマを楽しみに待つとしよう。(文:fy7d)
[日程]
東京(2021年1月15日より)
・東劇
・新宿ピカデリー
愛知(2021年1月8日より『ドン・キホーテ』、1月15日より『眠れる森の美女』)
・ミッドランドスクエアシネマ
大阪(2021年1月8日より『ドン・キホーテ』、1月15日より『眠れる森の美女』)
・なんばパークスシネマ
兵庫(2021年1月8日より『ドン・キホーテ』、1月15日より『眠れる森の美女』)
・神戸国際松竹
北海道(2021年1月8日より『ドン・キホーテ』、1月15日より『眠れる森の美女』)
・シネマフロンティア
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