映画『キーパー ある兵士の奇跡』本編映像

#ある兵士の奇跡#キーパー#サッカー

誹謗中傷を浴びながらも夫を守る妻に胸を打たれる

第二次世界大戦後、ナチス兵がイギリスの国民的英雄に──実話から生まれた感動の物語『キーパー ある兵士の奇跡』。誹謗中傷を浴びながらもトラウトマンを守る姿に胸を打たれる…!「罪は消えないけど許すことはできる」<赦し>を訴える妻マーガレットのスピーチ!本編映像解禁。

第二次世界大戦で捕虜としてイギリスの収容所に送り込まれたナチス兵士のバート・トラウトマンが、終戦後にイギリスとドイツを結ぶ平和の架け橋となり、やがて国民的ヒーローとして敬愛されたという驚くべき実話から生まれた物語。

トラウトマンには『愛を読むひと』のデヴィッド・クロス、彼の妻のマーガレットには『サンシャイン/歌声が響く街』のフレイア・メーバー。脇を固めるキャストに『天使の分け前』のジョン・ヘンショウ、『ハリー・ ポッター』シリーズのハリー・メリング、『リトル・ダンサー』のゲイリー・ルイスと英国屈指実力派俳優が揃った。監督は、ドイツ国内で数々の賞を受賞してきたマルクス・H・ローゼンミュラー。

解禁した映像は、トラウトマンのマンチェスター・シティFC入団に反対するユダヤ人コミュニティの集会にマーガレットが乗り込む場面。

妻であることを名乗りブーイングが起こるが、勇気を振り絞って「ドイツ人の罪は消えない。でも 許すことはできる」と語ると、さらに暴言や嘲笑を浴びせられる。それでも、トラウトマンが戦争に服従した事実を明かし、「1人の人間にすべての罪を背負わせるの?」と力強く説得。加速する誹謗中傷に負けず、トラウトマンもまた戦争の被害者であることを語り、「束になって傷ついた者を鞭打つの? 許しを与えるより 憎む方が簡単だから あんたたちも加害者よ」と声を張り上げる。憎しみから愛へと思いを変えたマーガレットだからこそ訴えることができる<赦し>を説く姿に、心を強く揺さぶられるシーンとなっている。

トラウトマンを守ろうとするマーガレットの勇敢な姿は、夫婦の絆を感じさせるともに、映画だけに留まらないメッセージ性を持っている。SNSの誹謗中傷、コロナ禍により世界中でヘイトスピーチの深刻な問題がメディアで取り上げられている今だからこそ、現代に生きる私たちに問いかけてくる力強いテーマだ。
2020年10月23日公開

 

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