山﨑夢羽
長谷川白紙

松坂桃李がハロプロの追っかけ役を演じるのも話題

松坂桃李主演の映画『あの頃。』が2021年2月より全国で公開されるが、今回、追加キャストとして松浦亜弥役にハロー! プロジェクトの「BEYOOOOONDS」(ビヨーンズ)の山崎夢羽(やまざきゆはね)がキャスティングされることが発表された。合わせて本作の劇判を、次世代を担うアーティスト・長谷川白紙が担当していることも明らかになった。

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本作は、2008年結成のバンド「神聖かまってちゃん」の元マネージャーでベーシスト、漫画家の劔樹人(つるぎみきと)の自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を実写映画化したもの。大学院受験に失敗し辛いバンド活動を続けながら、金も彼女もないどん底生活を送っていた劔が、松浦亜弥のミュージックビデオを見たのをきっかけにハロー! プロジェクト(ハロプロ)のアイドルオタクとなり、様々な人々と交流することで、“遅れてやってきた青春”を生きる物語だ。

劒を演じる松坂桃李は、半身不随の青年を演じたドラマ『パーフェクトワールド』や、石田衣良原作で大学生の娼夫を演じた映画『娼年』(18年)、東京新聞の望月衣塑子原作の『新聞記者』(19年)など、異なるジャンルの難しい役どころをこなしてきただけに、今回どんな味をみせるか注目だ。

松浦亜弥役にハロプロ次世代エース山崎夢羽

本作の映画化が決まって以来、ファンの間では誰が松浦亜弥役を演じるのか話題となっていた。

今回大役を射止めた山崎は、2002年11月5日生まれ、愛知県出身。 2016年にハロプロの研修生となり、19年にBEYOOOOONDSとしてデビューし、日本レコード大賞新人書を受賞。グループ内でエースの呼び声も高い。選ばれたことについても「こんなに嬉しいなということはないです」 と満面の笑み。「応援してくださっている方に雰囲気が松浦さんに似ているねと仰っていただくことがあったので、このまま頑張ろうという気持ちで取り組みました」と振り返った。

監督は、『愛がなんだ』(19年)、『mellow』、『his』 (共に20年) といった話題作で注目の今泉力哉。脚本は、『南瓜とマヨネーズ』 (17年)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18年)で監督・脚本を手掛けた冨永昌敬という豪華な布陣だ。

音楽は次代を担う長谷川白紙

音楽を担当した長谷川白紙(はせがわはくし)は、2016年より音楽アプリSoundCloudなどを通じて頭角を現し、ミュージシャンや若者を中心に絶大な支持を得てこれからの日本の音楽シーンを担うシンガーソングライター。「(台本を読み)偶像を媒介した時間に込められた、底抜けに楽しくてそして虚しい狂騒を感じたのです。この大役を任せてくださり、ありがとうございました」と今回初めて映画の劇伴を担当する興奮を語った。

映画『あの頃。』は来年2021年2月公開。