K-POPガールズバトル優勝チームの単独ライブが生放送!

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ファサ MAMAMOO オフィシャルInstagramより
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ガールクラッシュな4人組MAMAMOO(ママム)がカムバック(新曲を引っさげてプロモーション活動)するコンサート『MAMAMOO COMEBACK SHOW <MONOLOGUE>』が、11月3日21時からK-POP専門チャンネルMnetで日韓同時放送される(日本語字幕なし)。このコンサートは、昨年10月31日に最終回を迎えたK-POPガールズグループ6組によるバトル番組『Queendom(クイーンダム)』で、熾烈な闘いの末、見事優勝を勝ち取ったMAMAMOOに特典として与えられた「単独カムバックショー」だ。

・K-POPの大人気ガールズグループの日本1stシングルは、世界大ヒットアニメの主題歌

『MAMAMOO COMEBACK SHOW <MONOLOGUE>』は、数々のヒット曲とともにデビューからの7年間を振り返る『Chapter 1:7 YEARS』と、 11月3日発売のミニアルバム「TRAVEL」の収録曲を披露する『Chapter 2:TRAVEL』の2部構成。アルバムのタイトル曲「aya」のほか、10月20日に先行公開されたシングル「Dingga」を含むパフォーマンスがいち早く放送される。

K−POP最高のガールクラッシュグループ

MAMAMOOは、リーダーで高音のボーカルが映えるソラ(Solar)、宝塚の男役に例えられる容姿とラップが魅力のムンビョル(Moon Byul)、しっとりしたボーカルとダンスのフィイン(Whee In)、最新ソロ曲「Maria」がロングラン中のファサ(Hwa Sa)の4人組K-POPガールズグループ。2014年にデビューし、“ライブで魅せるアイドル”として、チケットは開始1分で完売するほどの人気を誇る。曲も出せばチャート1位の常連だ。

キュートなビジュアル志向のガールズグループが多い中、MAMAMOOは、本格的なボーカルや堂々としたパフォーマンスのほとんどをパンツルックで行う“格好良さ”が魅力のガールクラッシュ・グループだ。そうした紹介を「東京タラレバ娘」の漫画家 東村アキコがNHK『あさイチ』で行ったことがあり、ミュージックビデオが流れたことで「朝からNHKでMAMAMOOが!」とファンの間で話題になった。

一方で、さばさばした人柄や、4人でいるときのお茶目で仲良しな様子も、パフォーマンスとのギャップも相まってファンに愛されている理由のひとつ。とくに、ほかの2人より年下のフィインとファサは、学生時代からの同級生。ファサがフィインをナンパして以来の親友とあって、やりとりも微笑ましい。

また、それぞれが実力者で、ソロでの活動も多く、最近ではファサの「Maria」がロングランのヒットを続けている。この曲は、彼女自身も含め、他人からの言葉で心傷つけられた人々に向けた優しいメッセージソングだ。

真の1位を決めるカムバック戦争で優勝

今回の優勝特典をもたらしたMnetの番組『Queendom(クイーンダム)』とは、6組のガールズグループが、同日同時刻に新曲を発表することで、本当の1位を決めようというコンセプトのカムバック戦争形式の番組だった。群雄割拠のK-POP界では、通常、ライバルと少しずつ発売日をずらすことで1位を狙うが、『Queendom』では条件を同じくすることで音源の1位を評価しようというのだ。

それ以外にも、3回の事前パフォーマンスによる得点と、ファイナルステージでのパフォーマンスに対する得点が加えられ、その合計点で優勝を決めた。

参加したのは、「AOA(エーオーエー)」、「MAMAMOO(ママム)」、「LOVELYZ(ラブリーズ)」、「OH MY GIRL(オーマイガール)」、「(G)-IDLE(アイドゥル)」、「パク・ボム」の6組。

「AOA(エーオーエー)」は、2012年デビュー。Ace Of Angelsを意味する7人組だったが、5人で再出発してから初めてのステージとなった。全盛期を彷彿させる存在感を見せ復活をアピールしたが、今年初めにリーダーのジミンが元メンバーとの確執により脱退したのは残念。

2015年デビューの「OH MY GIRL(オーマイガール)」は、ヒョジョン、ミミ、ユア、スンヒ、ジホ、ビニ、アリンの7人組。コンセプトの妖精と呼ばれ、3回の事前バトルで期待を上回るパフォーマンスを見せ2度も1位を獲得。最後は2位となった。チャートでも1位の常連で、JAPAN1stシングル「Etoile」も好調だ。

LOVELYZ(ラブリーズ)」は、2014年デビューの8人組。“名曲長者”と呼ばれ、切ない女心を歌った歌詞と美しいコーラスに彩られた名曲を多くリリースしている。キュートが基本のコンセプトは「オーマイガール」と似ており、今回のバトルではMAMAMOOのファサと組んだケイの頑張りなど見せ場はあったものの、点数で上位に食い込むことはできなかった。

2018年デビューの「(G)-IDLE(アイドゥル)」は、デビュー後すぐ1位になり新人賞も獲得。サバイバルが得意なリーダー ソヨンが作曲、編曲からコンセプトまで行いチームの中心となっているが、個々のメンバーの実力も本番組を通じて周知された。こちらもシングルが発売されれば音楽番組で1位を獲得する人気グループだ。

そして番組当初シークレット扱いで登場した大物が、元「2NE1」のメインボーカルで、11年目のボーカリスト「パク・ボム」。R&B、ヒップホップ系のイメージがあるが、この番組ではBIGBANGテヤンの大ヒット曲「EYES,NOSE,LIPS」などシンディ・ローパーのような独特のボーカルと世界観を見せつけた。この番組ではチャーミングな人柄を見せ、後輩である他の参加者たちにも親しまれていた。

いわくつきのMAMAMOOが単独ショーをする意味

MAMAMOO優勝の軌跡を振り返っておこう。

1回目のパフォーマンスでは「デカルコマニー」を鼓隊と演奏し2位となる。

2回目はAOAの「グッド ラック」をリメイク。ファサはレゲエ、ムンビョルはR&B、ソラはビックバンド、フィインはセクシーにと多彩な表情で見せることで、まるで自分たちの曲のように昇華。2位をキープした。

3回目はボーカルとダンスの代表者による対戦で、ファサ(1位)とムンビョル(2位)が活躍。グループでのステージも合わせて2位となる。

そして、同日同時刻に発売した音源(1位)の数字と、ファイナルステージに対する視聴者投票結果を合わせて総合1位となった。

その中でも、3回目のステージで見せたバラード曲「アイ ミス ユー」は、メンバーが随分悩んだ末決めた曲。練習生時代から今までを振り返り、背後のスクリーンに過去の自分たちの映像を流しながら、あえてダンスパフォーマンスはせず歌だけで魅了した。ファンとメンバーを思いながらリライトした歌詞は、「あなたと過ごした日々を振り返る」内容でファンと感情をともにしたものだが、今回披露される『MAMAMOO COMEBACK SHOW <MONOLOGUE>』も同様の趣旨になると予想される。

こうした単独でのカムバックショーは、大物男性グループでもなければなかなか機会は巡ってこない。授賞式でも『MMA (Melon Music Awards) 2019』でMAMAMOOの出演時間が番組の収録時間の関係で短くされることもある(パフォーマンス中さりげなく『カット、カット、カット』などと言い放っていたのもカッコイイと評判に)。

そんな熱い経緯を持った番組『MAMAMOO COMEBACK SHOW <MONOLOGUE>』は、11月3日21:00からMnetで生放送。『Queendom』未見の人は、その再放送も期待しながらご覧を。(文:fy7d)

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