『鬼滅の刃』がエンタメ界を席巻! 映画もテレビも制し首位独走

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『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

アニメ『鬼滅の刃』も1位に!

11月3日(現地時間)に投開票された米大統領選は大激戦となっており、世界中がその動向に注目しているが、エンタメの世界でもつねにランキングでの上位争いが起きている。そこで、10月のHulu月間ランキングから人気番組をピックアップしていきたい。

・『鬼滅の刃』最短100億超え! 200億も夢じゃないといえる理由とは?

今回ムビコレが注目するのは、1位に輝いた『鬼滅の刃』。先月の8位から大躍進を遂げているが、その背景にあるのは、10月16日から『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 』の公開がスタートしたこと。公開3週目にして、動員1189万人、興収157億円という驚異の数字を叩き出している。次はどの段階で興行収入200億円突破となるか、そして長年にわたって日本の歴代興行収入ランキングで1位に君臨し続けてきた『千と千尋の神隠し』(興行収入308億円)を超えることができるのかに大きな注目が寄せられているところだ。

コロナ禍の影響で映画館から足が遠のいていた人も多かったが、空前の“「鬼滅の刃」ブーム”により、観客が戻ってきたことは、映画界としてもうれしい現象。実際、これまで「鬼滅の刃」をまったく見ていなかった人でさえ、この流れに乗って映画館へ行ったという人も増えている。映画館が活気を取り戻しつつある状況に対して、深田晃司監督や河瀬直美監督といった日本を代表する監督たちからも「ありがたい」といった声が上がっていほど。単なる大ヒットアニメでは終わらない社会現象を巻き起こしているため、Huluランキングにおいても、しばらくは首位を独走し続ける可能性は高いだろう。映画業界や出版業界などさまざまなところで反響が起きているため、各所でどれほどの記録を出すことができるのかに期待したい。

そのほか、トップ10内の作品は先月に比べると7作品が入れ替わっており、顔ぶれは大きく変わった。なかでも、10月からは新ドラマが始まったため、2位『極主夫道』、4位『35歳の少女』、10位『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』の3作品が早速ランクインを果たしている。強敵が揃うなかで、今後さらに激しい順位争いが予想されるところだ。(文:志村昌美/ライター)

【Hulu 10月の月間ランキング/TVシリーズ】
1位『鬼滅の刃』
2位『極主夫道』
3位『私たちはどうかしている
4位『35歳の少女』
5位『ウォーキング・デッド
6位『半妖の夜叉姫』
7位『東京タラレバ娘』
8位『呪術廻戦』
9位『Nizi Project
10位『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』