次代を担う加藤卓哉初監督作品が2年がかりで公開
今年6月に公開が予定が予定されていたがコロナ渦で延期となっていた映画『裏アカ』。その公開日が、来年2021年4月2日に決定した。
・瀧内公美&神尾楓珠がSNSでドキドキの出会い!『裏アカ』予告解禁
本作は、木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出らの下で助監督を務めてきた加藤卓哉にとって、「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015」で準グランプリを受賞し長編監督デビューとなる映画。脚本は、『そこのみにて光輝く』、『オーバー・フェンス』の高田亮との共同脚本だ。
主演は、第93回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞をはじめ各賞で高い評価を獲得したほか、ドラマ『恋する母たち』で注目の瀧内公美。相手役には、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』で注目を集め、『いいね!光源氏くん』などで注目の若手俳優、神尾楓珠。
加藤監督は今回の公開について、「2015年に賞をいただいてからクランクインまでに4年、完成してから公開まで2年を要する難産な映画になりました。現場では、瀧内さんと神尾くんが文字通り渾身の力で演技をしてくれました。特に瀧内さんは、準備段階から他の仕事をすべて断って、主人公・真知子になり切ろうと一緒にもがいてくれました。そして、スタッフ全員が、初監督である僕をあらゆる面で支えてくれました。その分思い入れは強くなり、世の中も自分自身も様々なことが変わりましたが、この映画では変わらない人間の本質を描いたつもりです。作品に込めたメッセージが、長い年月を経て来春、観客の皆さんにどのように届くのか、期待と不安の入り混じった気持ちで初日を待ちたいと思います」と思いを語った。
瀧内は、「撮影前から、加藤監督と何度も何度もミーティングを重ね、話し合い、時に停滞しながらも、 納得がいくまで作品作りを行なってきた、愛おしい作品です。公開延期、未定となったときはなんとも言えない気持ちになったことを覚えています。沢山の方々のご尽力により、来年の4月に劇場公開させて頂けることが決まりました。やったぁ!皆様の元にお届けするまでもう少々お時間頂きますが、公開時にお逢いできることを楽しみにしています」とコメント。
神尾は、「約2年の月日を経て、ようやく『裏アカ』が公開できることを嬉しく思うのと同時に、安堵も感じてます。 決して明るい話ではないですが、現代のSNS だったり、何か届くものがあると思うので ぜひ劇場に足を運んでもらえると嬉しいです!」と述べた。
裏の顔に魅せられる女の愛憎
本作は、今の社会や時代が持つ二面性を象徴する“SNSの裏アカウント”が題材。裏アカウントを通して出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望、そして性への衝動を赤裸々に描き出 した人間ドラマだ。
『裏アカ』は来年2021年4月2日全国公開。
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