『夏、至るころ』で映画監督デビューを果たした女優の池田エライザが、ELLE編集部がその年最も日本の映画界に貢献した人を表彰する「エル シネマアワード2020」にて、「エル・ガール ニューディレクター賞」を受賞したことが明らかになった。
『夏、至るころ』池田エライザ インタビュー/念願の監督デビューで語る青春時代とこれからの自分
池田エライザ、今後の抱負語る「先入観にとらわれず」
「エル シネマアワード」は、2015年より、文化人や映画ジャーナリスト・ファッション関係者ら約60名を迎え、独自の視点でその年のナンバーワンの映画を選ぶ「エル シネマ大賞」を選出して発表。一昨年より、日本の映画界で輝く女優と監督に贈る「エル ベストアクトレス賞」と「エル ベストディレクター賞」、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」、今後の活躍が期待される女優に贈る「エル・ガール賞」の4部門を設けている。
同賞受賞にあたって池田は「魂をかけてこの映画をともに作り上げてきたスタッフキャストの皆様に、目に見える形で恩返しができたこと、嬉しく思います。未来に不安が募る昨今ですが、映画という媒体を通して、自らの原体験に触れて、どうかゆっくりとご自分を思いやる時間を過ごしてただけたらと切に願います。女優としても精進できるよう。また、映画というかけがえのない存在に自分らしく関わっていけるよう、先入観にとらわれず突き進んでいく所存です。素敵な賞を、ありがとうございました!」と喜びを述べている。
池田を選考した理由として、エル編集局長・坂井佳奈子氏は「池田さんは、これまでも俳優活動のみならず、音楽、司会、アートなど、さまざまな分野でクリエイターとしての発信を続けており、そのクリエイティビティと映画愛が初監督作『夏、至るころ』でいかんなく発揮されています。今後さらに映画界へ新しい風を吹き込んでくれる存在として、この賞を授与させていただきます」と語っている。
「エル シネマアワード2020」では、他にも「エル ベストアクトレス賞」に蒼井優、「エル メン賞」に横浜流星、「エル ベストディレクター賞」に黒沢清監督がそれぞれ選出されている。
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