2021年のヒット映画を予想する!『鬼滅の刃』方式で『エヴァ』もヒット?
#007#ザ・ファブル#シン・エヴァンゲリオン#ドラえもん#ブラック・ウィドウ#ブレイブ-群青戦記-#マスカレード・ナイト#モンスターハンター#るろうに剣心#ワイルド・スピード#名探偵コナン
春休みの大本命は『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』
21年はどんな作品が話題になりそうか。ヒットしそうな作品をシーズンごとに見てみる。
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まず1~2月興行では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(1月23日)が一番手。9年ぶりのシリーズ新作で完結編となる。1作目(07年)が興収20億円、2作目(09年)が40億円、3作目(12年)が53億円と回を重ねるごとに興収を伸ばしてきた。3作目の配給はティ・ジョイ(東映系のシネコン)とカラー(『エヴァ』の製作会社)だったが、今作は東宝が加わり、カラー、東映の3社共同配給という強力な布陣。20年6月公開予定が21年1月23日に延期され、満を持しての公開となる。『劇場版『鬼滅の刃』無限列車編』で見られた「シネコンでの上映回数が1日10回以上」という状況が『エヴァ』でも見られるはずで、オープニングの興行成績を後押ししそうだ。邦画実写では、前作が17.7億円のヒットとなった2作目『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2月5日)が控える。
春休みは、『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021』(3月5日)が本命と目される。20年『のび太の新恐竜』は興収が33億円で、19年『のび太の月面探査記』50.2億円より興収を大きく落とした。V字回復となるか。邦画実写では、吉田修一のサスペンス小説の映画化『太陽は動かない』(3月5日)、高校生が戦国時代にタイムスリップする漫画の映画化『ブレイブ-群青戦記-』(3月12日)が控える。洋画では、日本発の人気ゲームをハリウッドが映画化した『モンスターハンター』(3月26日)が公開される。
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ゴールデンウィーク興行は『名探偵コナン 緋色の弾丸』(4月16日)が一番手。1年の延期を経て公開されるが、前作(93.7億円)のような大ヒットとなるか。邦画実写で期待が大きいのが、累計興行収入125億円超を誇る『るろうに剣心』シリーズの最終章。『るろうに剣心 最終章 The Final』が4月23日、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日と2作連続で公開される。洋画では、マーベル映画の新たなフェイズの始まりとなる『ブラック・ウィドウ』(4月29日)が控える。シリーズ25作目で、ダニエル・クレイグがボンド卒業を明かしている『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は日本での公開日は未発表だが、全米では4月2日なので4月公開と推測される。
5~6月興行では、『ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク』の期待が高い。日本での公開日は未発表だが、全米では5月28日なので、同時公開か6月公開と推測される。17年公開『ICE BREAK』が40.5億円、19年公開のスピンオフ『スーパーコンボ』が30.6億円と安定した興行成績をあげているので、本作もヒットしそう。邦画では、企画・脚本:庵野秀明×監督:樋口真嗣の『シン・ゴジラ』コンビによる『シン・ウルトラマン』(初夏)が控える。
夏興行では、細田守監督の新作アニメ『竜とそばかすの姫』が公開されるほか、邦画実写では『妖怪大戦争ガーディアンズ』が控える。洋画では『ミニオンズ フィーバー』、トム・クルーズが当たり役を35年ぶりに演じる『トップガン マーヴェリック』が公開される。
秋は木村拓哉主演で興収46.4億円の大ヒットを記録した『マスカレード・ホテル』の続編『マスカレード・ナイト』(9月17日)、司馬遼太郎原作の映画化で岡田准一が土方歳三に扮した『燃えよ剣』(10月)がある。(文:相良智弘/フリーライター)
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