映画『三月のライオン』デジタルリマスター版予告編

#デジタルリマスター#三月のライオン#矢崎仁司

妹は、記憶を無くした兄に、嘘をついた

熱狂的な支持者を生んだ伝説の名作『三月のライオン』デジタル・リマスター版予告編を解禁! 色、光、音、揺れる記憶。世界の映画祭を騒がせた伝説の名作がデジタルリマスターで蘇る!記憶を失った男。嘘をつく女。思い出を持たない恋人たちが誕生する。

兄と妹がいた。
妹は兄をとても愛していた。
いつか、兄の恋人になりたいと、心に願っていた。

ある日、兄が記憶を失った。

妹は、兄に恋人だと偽り、病院から連れ出した。
記憶喪失の兄は、恋人だという女と一緒に暮らし始めた。

そして、兄は恋人を愛した。

恋人の名はアイス。

氷の季節と花の季節の間に三月がある。
三月は、嵐の季節。

色、光、音、揺れる記憶。

世界の映画祭を騒がせた伝説の名作がデジタルリマスターで蘇る!

映画評論家トニー・レインズに「ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』以来の、近親相姦を描いた秀作」と言わしめた本作品は、1991年のベルリン国際映画祭出品を皮切りに、メルボルン、バンクーバー、ロンドン、ロッテルダム、ヨーテボリ、ヘルシンキなど世界各国の映画祭で話題を呼び、92年にはベルギー王室主催ルイス・ブニュエル「黄金時代」賞を受賞。日本公開時には10代の若者たちの熱狂的な支持を受け何度も見返す観客が続出した。

「映画は理解するものではなく、感じるものだと思っている」と監督の矢崎仁司が語るように、色、光、音、極端に少ないセリフは、言葉では言い表せないイメージを繊細に映し出し、感情を揺さぶる。記憶の中に漂う原風景とでも言うべきその空気は、何度でも思い起こす程に、鮮明になって行く。

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『三月のライオン』は2021年2月26日アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、アップリンク京都ほか全国順次公開

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