1968年、インドネシア生まれ。 インドネシアの伝統的な武術・シラットの他に空手や合気道を学び、武術インストラクターとして活動。2009年に武術指導として参加した 『ザ・タイガーキッド~旅立ちの鉄拳~』(09年)で映画デビュー。前作『スカイライン—奪還—』(17年)に続き本作にも出演。その他の出演作は『ザ・レイド』(11年)、『ザ・レイド GOKUDO』(13年)、『極道大戦争』(15年)、『スターウォーズ/フォースの覚醒』(15年)、『ジョン・ウィック:パラベラム』(19年)など。
『スカイライン—逆襲—』ヤヤン・ルヒアン インタビュー
人気SFシリーズ完結編! 人類vsエイリアンの死闘はついに最終決戦へ
『ジョン・ウィック:パラベラム』のチームが本作のアクションも担当
地球人を“収穫”するため突如襲来したエイリアンの恐怖を描いた第1作『スカイライン−征服−』(10年)。侵略者に反撃を開始した抵抗軍のダイナミックなアクションを軸に展開した前作『スカイライン―奪還―』(17年)。10年に渡ったシリーズの最終章『スカイライン—逆襲—』が、いよいよ日本公開を迎える。人類とエイリアンの最終決戦を描く本作でも、迫力のバトルシーンとダイナミックなアクションから目が離せない。
人気キャラクター・フアナを演じる、インドネシア出身のアクション俳優、ヤヤン・ルヒアンが本シリーズに対する思いを語ってくれた。
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ルヒアン:観客の皆さんは前作の最後でエイリアンに手足をもがれ、やられてしまうフアナを観たと思いますが、彼が本当に死んだのかはわからなかったと思います。彼が復活するという形で、本作でその答えを出せたことをとても嬉しく思っています。日本のファンの方に喜んでもらえたのも本当に嬉しいです。この映画に貢献できたことは私にとって幸せな経験です。
ルヒアン:前作ほど私の出演シーンは多くはありませんでしたが、ストーリーもアクションシーンも興味深く、非常に面白かったです。リアム・オドネル監督とはまた仕事をしたいと思っています。次回作ではもっと多くのシーンで演じたいですが、とにかく今回の第3作にも出演できたことをとても光栄に思います。
ルヒアン:撮影現場ではみんなファミリーのようで、共演者同士でふざけて笑わせあったり、常にとても良い雰囲気でした。本作はリトアニアで撮影したのですが、寒暖の差が激しいところで、車からジャンプしてエイリアンと戦うシーンでは、特殊なゴム製の足をつけて撮影をしなければならないなど大変なこともありました。また『ジョン・ウィック:パラベラム』でも一緒に仕事をしたチームが、本作でもアクションの振り付けを担当していたのですが、彼らがとにかく素晴らしくて、また一緒に仕事ができて嬉しかったです。コミュニケーションも円滑に取りながら、順調に進めることができました。
ルヒアン:私が演じるキャラクターには常にシラットを取り入れていますが、私自身が長年シラットの世界で生きてきて、それがしっかり体の中に染み付いているということが大前提としてあります。『ジョン・ウィック: パラベラム』で共演したセセプ・アリフ・ラーマンや、一緒に共演することが多いイコ・ウワイスからもそれは感じることができます。柔道や合気道などそれぞれのマーシャルアーツに特色があり、シラットもその一つだと思っています。海外でのプロジェクトが増えてきた中で、シラットの要素を取り入れて演じる上で意識しているのは、アクションや私が演じるキャラクターとしてだけでなく、インドネシアの文化としてシラットを伝えていくということです。インドネシアの文化を発信するための手段として映画があるという位置付けで、意識的にシラットを取り入れるようにしています。
ルヒアン:自分の話になってしまいますが、本作で私が車の上からジャンプしてエイリアンと戦うシーンは戦闘シーンとして気に入っています。
ルヒアン:次の作品があることを願いたいですね。本作は三部作の最終章という位置付けですが、エンディングを見ると次の作品へ展開する余地を大きく残した作品だと思っています。フアナが最後に歩いていく姿を観ても、もしあるのであれば次回作でもう一度この役を演じたいと思いますし、演じられたら光栄です。
ルヒアン:日本は本当に美しくて印象深い国です。人々も優しいですし、規律を守る文化、時間を大切にする文化、仕事との向き合い方などが大好きで素晴らしいという印象です。また日本の撮影クルーや映画界の皆さんと仕事ができることを願っていますし、一刻も早く日本を訪れることができる日を心待ちにしています。
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