ベトナム人女性の過酷すぎる労働環境、リアルな台詞
<技能実習生のリアル>本編映像一部解禁!2020年開催の第68回サンセバスチャン国際映画祭で新人監督部門に選出、また第33回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門に出品され話題を呼んだ藤元明緒監督による長編第2作目『海辺の彼女たち』が52021年月1日より公開。
より良い生活を求めて来日したベトナム人女性たちを主人公に、幸せな未来を夢見ながら、過酷な現実と闘う姿を描いた物語。
藤元明緒監督は、前作『僕の帰る場所』で在日ミャンマー人の移民問題と家族の愛を描き、東京国際映画祭「アジアの未来部門」グランプリを受賞。本作でも在日外国人労働者へと目を向け、実際の技能実習生や来日後に失踪した当事者、彼らを支援しているシェルター等での入念な取材を基に、藤元監督が脚本を執筆した。今や世界第4位の移民大国となった日本の片隅で起こっている出来事が、『海辺の彼女たち』には映し出されている。
このたび公開となる本編映像は、過酷な職場から逃げ出したフォン、アン、ニューの3人が北国の地で出会ったベトナム人ブローカーとの会話を切り取ったもの。
彼女たちが逃げてきた技能実習先では、1日15時間労働、土日も昼夜も関係なく働かされ、充分な食事や睡眠もままならなかったこと、給料は天引きされた上に、支払いが滞ることが頻発、そのことを上司に言えば怒鳴られることなどをぶちまける。それらのセリフはすべて実際の失踪者たちから藤元監督が聞いたリアルな言葉だ。
『海辺の彼女たち』は2021年5月1日公開
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