11月3日、東京国際フォーラムで『ウルルの森の物語』(12月19日より全国公開)の完成披露試写会が行われ、船越英一郎、深田恭子、桑代貴明、北村沙羅らキャストと長沼誠監督が舞台挨拶を行った。
2007年の大ヒット作『マリと子犬の物語』のスタッフ・キャストが再結集した作品で、北海道の大自然を舞台に、絶滅したはずのエゾオオカミの子・ウルルと幼い兄妹の絆を描いた感動作だ。この日はウルルも登場。今年の夏の撮影時には生後40日ほどだったが、すっかり大人っぽく成長した姿に、キャストも監督も驚きの声をあげていた。
幼い兄妹の父親で獣医の主人公を演じた船越は、台本を読み、家族の絆が引き起こす奇跡に感動して涙が止まらなかったことを熱く語った。すると、場内から「お父さん良かったよ! サイコー!!」という声援が。「うちの家内(松居一代)です」と少し照れた様子で話すと、司会者から「動揺が見られますね」とからかわれていた。
主人公の妹で、幼い兄妹を優しく見守る写真家を演じたのは深田。一観客として『マリと子犬の物語』に深く感動したという彼女は、「ワンちゃんと一緒にお仕事をするのが夢だったので、夢が叶って嬉しく思う」と挨拶。この日は肩にウルルの人形をのせ、「爪にもウルルをつけてきました」と話し、思い入れの強さをアピールしていた。
実は前日の11月2日は深田の誕生日。お祝いにウルルの大きなぬいぐるみのプレゼントを船越から手渡された深田は、27歳になってしまいましたが、これからも日々、いろんなことを勉強し、素敵な大人になれるよう、頑張りたい」と話し、「『マリと子犬の物語』のときに、ずっとぬいぐるみが欲しいと言っていたのにもらえなかったので、今日はもらえて嬉しいです」と満面の笑みを浮かべていた。
兄妹の兄を演じた子役の桑代は「ちょっと反抗的な昴を演じた桑代貴明です」と挨拶し、「本当はあんなに反抗的じゃなくて、もうちょっと優しいです」と素顔の良さをアピール。妹のしずくを演じた7歳の北村も「一生懸命撮影しているうちに終わってしまったという感じですが、スクリーンいっぱいに元気なしずくを見て、ちょっとホッとしました」と立派に挨拶。船越は、「映画でも喰われ、挨拶でも喰われ、素晴らしい子どもたちです」と、「我が子」の姿に目を細めていた。
雨で撮影が中止になることが多かったそうで、「その間は『家族』で一緒に過ごすことが多く、いろんなことをして遊びました」と船越。深田は「船越さんには本当にたくさん美味しいものを食べに連れていっていただきました」と話し、「ごちそうさまでした」とお礼を述べていた。一方、桑代も「船越さんは撮影の合間に場を盛り上げてくれたり、夜、怖い話をしてくれたのですが、怖い話は本当にリアルで怖かったです」と振り返っていた。
映画については、「奇跡は起こるものじゃなくて起こすものなんだというメッセージに感動した」と船越。深田も、「家族の絆、ワンちゃんとの絆、ウルルのかわいさ……いろんなことを感じていただければ」と見どころをアピールしていた。
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