フランス夏の風物詩“ツール・ド・フランス”を舞台にした遊び心満載のアニメ、見たら病みつきに?!

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世界中から愛されたフランスアニメーションがリバイバル!

カンヌ国際映画祭での正式上映をはじめとして、フランス映画として初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、高畑勲監督も絶賛した21世紀フランス・アニメーションの傑作『ベルヴィル・ランデブー』。本作は世界各国のランキングに必ず選ばれ、世界中の批評家と観客から認められているが、製作から20周年を前に、プレアニバーサリーとして劇場公開されることが決定した。

・映画好きを心酔させたフランスアニメが再び! 『ベルヴィル・ランデブー』シルヴァン・ショメ監督コメント映像

この度、フランス及び周辺国を舞台にした自転車ロードレース、ツール・ド・フランス2021が6月26日から開催されるのを前にして映画本編よりツール・ド・フランスの場面を切り取ったオリジナル映像が公開された。

本作はフランス語圏で発達した漫画文化であるバンド・デシネの作家出身であるシルヴァン・ショメが監督をつとめ、遊び心にあふれた仕掛けとユーモア満載の独特の映像で構築されている。デフォルメされたキャラクターが織りなす不思議な物語は、観客の予想を心地よく裏切って展開し人々をたちまち魅了し、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌など小気味よい音楽が見る者を映画の中により深く引き込んでいく。さらに作中では、ジャンゴ・ラインハルトやジャック・タチ、チャールズ・チャップリンなど、監督の少年時代のヒーローたちへオマージュが捧げられており、きわめて個性的な長編アニメとなっている。

この度解禁されたオリジナル映像では、おばあちゃんと幸せに暮らす自転車の大好きな少年シャンピオンの夢がついに叶い、ツール・ド・フランスに出場する場面が本編映像より切り取られている。実際にツール・ド・フランスで演奏したフランスを代表するアコーディオニストのイヴェット・オルネを連想させる軽快な音楽が流れる中、おばあちゃんと愛犬ブルーノが伴走車の上から応援する様子や、沿道で選手たちに声援を送る人々の姿、上り坂で必死に自転車を漕ぐ選手など、フランスの夏の風物詩であるツール・ド・フランスの様子が色鮮やかに描き出されている。

さらに映像の冒頭には、日本人として初めて1996年の近代ツール・ド・フランスに出場を果たした今中大介さんの「過酷だからこそ憧れるツール・ド・フランス。人間の極限に挑戦する様子はデフォルメされた中にもよく表れている。シュールな描写と想像を超える世界観を持つこのアニメ。どうぞ異文化に触れるつもりでご覧ください」というコメントも引用され、アニメファンのみならず自転車ファンも興味深い映像となっている。

『ベルヴィル・ランデブー』は7月9日より公開。

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