ジェームズ・キャメロン監督が超保守派司会者を最低最悪と激しく非難!
『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が、トーク番組司会者グレン・ベックを激しく非難したとハリウッド・レポーター紙が報じている。ベックはかつて、オバマ大統領を人種差別者だと発言したことからも明らかなように超保守派のトーク番組ホスト。
グレン・ベックについてどう思うかと聞かれ、「ベックはファッキング・アスホール(最低最悪な奴)だね」と答えたキャメロン。「彼に会ったよ。私のことを反キリスト者だと呼んで、『アバター』については何もなかったな。そのときまだ『アバター』を見てさえいなかったんだろう」
[動画]『アバター』特別映像(パンドラ編)
[動画]『アバター』特別映像(エモーションキャプチャー編)
ベックがキャメロンを反キリスト者と呼んだのは、キャメロンが製作総指揮したドキュメンタリー『キリストの棺』の内容が、キリスト教の教義の要である「キリストの復活」に疑問を投げかけるものであったことによるものだろう。
少し考え直した様子でキャメロンは続けた。「彼はアスホールであるかもしれないし、そうではないかもしれない。だが間違いなく危険な人物であり、私は彼と議論したい」。
右翼からの攻撃は続いていると感じるかとたずねられたキャメロン監督。「ああいうのは攻撃なんかじゃない。ただ怒鳴り散らしてる奴らだよ。現実という小さなあぶくの中で迷って、彼ら自身の憎しみや恐れにひたっている。すべてはそこから始まっているんだ。そうだ、議論しよう。それこそが映画のなすべきことだ、そうだろう? 誰にも影響を与えない、頭を使わない娯楽映画っていうのもあるかもしれない。でも、私はそういうことには興味がない」と答えた。
キャメロン監督とベックの議論は、果たして実現するのか──。
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