3月18日〜22日に開催されたフランス映画祭2010。団長のジェーン・バーキンをはじめ、フランス映画界を牽引する監督や俳優が多数、来日し、フランス映画の魅力をアピールした。
この映画祭に来場した観客たちによって選ばれる「観客賞」に、今年は『オーケストラ！』が選ばれた。
『オーケストラ！』監督が自作への思いを語った
［動画］『オーケストラ！』トークショー
映画は、ある事件で音楽界を追われた元名指揮者が、昔の仲間を集めてにわか仕立てのオーケストラを結成して名門楽団になりすまし、失った人生を取り戻そうと奮闘する姿を描いた作品で、感動的ながらもしめっぽくならず、見終わった後に爽快な気分になれる傑作だ。
ラデュ・ミヘイレアニュ監督も、主演のアレクセイ・グシュコブと共に来日。19日のトークショーでは「人間の尊厳を取り戻した人たちを描きたかった」と、作品に込めた思いを語った。
『オーケストラ！』は、4月17日よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開される。
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