特撮映画の父といわれているレイ・ハリーハウゼンが特撮を手がけた伝説的な作品をリメイクした『タイタンの戦い』。古代ギリシャの世界を舞台に、邪悪な神々と人間との戦いを描いたスペクタクルアクションだ。この映画に主演したサム・ワーシントンと監督のルイ・ルテリエが来日し、4月7日にグランドハイアット東京で記者会見を行った。
オーストラリア出身のワーシントンは、『ターミネーター4』『アバター』でブレイク。本作では神と人間の間に生まれた英雄ペルセウス役を熱演している。アクション大作でワイルドな魅力を披露し続けている彼に、肉体美を維持する秘訣について聞くと、「ちょっと赤面してきました」と照れまくり。普段は怠惰な人間なんだけどと前置きしてから、この映画のためにビールを飲むのを控えた上、「地獄のキャンプに行かされた」と明かし、「とにかくベストを尽くし、後はスペシャルエフェクトで……」と、映画の中の肉体美は、特殊効果の力も借りていると謙遜していた。
撮影は過酷を極めたそうで、「サムはものすごいケガもして血まみれになったりした」と監督。ワーシントンは実はとても目が悪く、あるシーンの撮影中に手を石にぶつけてしまい、爪がはがれてしまったことがあったという。ワーシントンは、「でも監督は、もう1回撮ろう!って……」と、その鬼監督ぶりを振り返って苦笑いしていた。
今やハリウッドスターとなったワーシントンだが、どんなところで変化を感じるかという質問には「180度、世界が変わった。自由が失われたという面もあるけれど、露出度が高まったことで世界中の観客に映画を見てもらえるようになった。この仕事は、まず観客ありき。みんなに楽しんでもらうために映画を作っているので、『(チケット代の)16ドルを払って見てみよう!』と思ってもらえることが大切なんです」と熱っぽく語った。すると監督が「最初に会ったときは、車の中で寝たりしてたんだよね(笑)」とブレイク前の生活を暴露。ワーシントンは「でも、ブーツは今も『ターミネーター4』の頃のなんだけど」と笑いながら話していた。
映画については「男性陣の衣装の丈はできるだけ短くしたので、女性にも楽しんでもらえると思います(笑)」とワーシントン。監督は「ファミリー映画なので、家族全員で楽しんでもらえると思う」とアピールしていた。
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『タイタンの戦い』作品紹介
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