人類と宇宙人とのこれまでにない関係を描いた異色SF映画『第9地区』。4月12日に丸の内ピカデリー2でこの映画のトークショーが行われた。
「宇宙人は存在するのか」について徹底討論したこの日のイベント。まずは『X-ファイル』のテーマ曲と共に中立派の眞鍋かをりが、続いて「朝まで生テレビ」のテーマ曲と共に宇宙人肯定派の矢追純一と宇宙人否定派の松尾貴史が登場。「エイリアンやUFOの映画としては画期的」(矢追)、「丁寧に作ってあり中身のグレードが高い。(低予算のため)有名スターが出ていないので、逆にリアルに興奮して見ることができた」(松尾)、「最後までのめりこみました。最初はエイリアンが気持ち悪いのですが、だんだん可愛く見えてきて、人間って最低だなと思ってしまった」(眞鍋)と、それぞれ映画についての感想を語ってから本題に突入!
写真や資料を用いながら「宇宙人はいる」ことを説明する矢追に対し、「主観や何かに尾ひれがついているだけなんですよね」と松尾。また、矢追が南アフリカ政府の公式文書を見せながら宇宙人について語り続けると、松尾は「公式のように見せて作られたものがいっぱいあるんですよ」と斜めな見方を示していた。
途中、宇宙飛行士の証言などを例に出しながらマニアックな討論を続ける2人に対し眞鍋が「素人にはポカ〜ンなことが……。分かりやすくお願いします(笑)」とお願いする場面も。
さらに矢追は、「エイリアンには人間そっくりのヤツがいるらしいので、隣に住んでいても分からないですよね」と話し、「松尾さんが必死に否定しているのを見ていると、怪しい」と、松尾宇宙人説を展開。突然の疑惑を向けられた松尾は苦笑いしていた。
最後に眞鍋が宇宙人の存在についての判断をくだし、矢追に軍配を上げた。眞鍋はその理由として「松尾さん宇宙人説がすごく響いてしまいました」と話していた。
『第9地区』は丸の内ピカデリーほかにて絶賛公開中。
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