皺くちゃ白髪老人、死体満載酸性風呂、全身ウジ虫死霊魔術師、干し首操る出目金女…暗黒の勇士がかつてのボスにご挨拶!
個性あふれる後輩怪人が「お久しぶりです」
『E.T.』や『グーニーズ』といった子ども向けSF作品の要素に『死霊のはらわた』のスプラッター要素を組み合わせ、80年代的な懐かしさ満載に仕立てたSF映画『サイコ・ゴアマン』が、7月30日に公開。このたび、個性的な宇宙怪人が登場する本編映像が公開された。
・残虐宇宙人を手なずけた少女とは・・・! 80年代レトロに愛すべきB級要素満載の最新SF映画
公開された本編映像は、かつてガイガックス星で暗黒の覇者と恐れられていたにもかかわらず、今では勝ち気な少女ミミの遊びに付き合わされているPG(サイコ・ゴアマン)の前に、かつての手下「暗黒の勇士」たちが現れた場面。目が眩むほどの激しい光と共に現れた5体の個性的な宇宙怪人が、PGに丁寧に挨拶する。
芸術的戦闘能力を持つとされる皺苦茶白髪老人ダークスクリーム、死体満載酸性風呂デストラッパー、肩に鳥を乗せた全身金属サイボーク剣士カシアス3000、全身ウジ虫状態死霊魔術師クイーンオベリスク、干し首を操る極東特撮システム出身の出目金ウィッチマスター──この5体を見るだけでも、おぞましくも愛すべき個性的なキャラ設定と美術へのこだわりが感じられる。
スティーヴン・コスタンスキ監督は、戦隊ヒーローものの中でも特に悪役の宇宙人・怪人への愛が深い。この場面で登場する5体をはじめ、宇宙怪人のデザインや造形などはほとんど監督自身が行うというこだわりぶりで、そこからは、幼少期に影響を受けた世界への愛情をキャラクターに詰め込んだことが見て取れる。なお、この場面でPGの背後にコスタンスキ監督の傑作短編『Bio-Cop』(12年)のバイオコップがふらふらと映り込んでいるのも見逃せない。
怪人同士が対面するこの場面で、「怖そう」と怯える兄のルークに対し、「PG、友だちがいるなら紹介してよ!」とお気楽なミミ。果たして、突如現れた「暗黒の勇士」たちはPGの敵か、味方か?
残虐宇宙人復活が引き起こす地球全体を巻き込んだ大騒動
本作品は、「もし自分にコントロールできるモンスターがいたら?」という、コスタンスキ監督自身が幼少期に思い描いた夢を再現したジャンルレスな映画だ。レーティングはPG12。
物語は、太古の昔から地底に眠る残虐宇宙人「サイコ・ゴアマン(PG)」が蘇ったことに端を発する。PGは光る謎の宝石を手にした少女ミミに操られるも、残虐宇宙人の復活を察知した銀河系の怪人たちが打倒PGのために地球に集結してくる……。
『サイコ・ゴアマン』は7月30日に公開される。
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