哀川翔主演、芸歴25周年の節目の作品ともなった『ゼブラーマン−ゼブラシティの逆襲−』。この映画が5月1日に公開初日を迎え、哀川のほか、仲里依紗、阿部力、井上正大、田中直樹(ココリコ)、ガダルカナル・タカらキャストと、脚本の宮藤官九郎、監督の三池崇史の8人が揃って、丸の内TOEI1で舞台挨拶を行った。
[動画]『ゼブラーマン2』初日舞台挨拶/哀川翔、仲里依紗ほか
哀川は「自分の25周年記念作品でゼブラーマンをやろうと、みなさんが言って下さって完成した作品。嬉しく思っております。今日は最後まで、ごゆっくりご覧ください」と挨拶。すると、なぜか場内から笑いが起こった。実はこの舞台挨拶は上映後に行われたもので、観客はみな、映画を見たばかり。もう見られてます」と司会や別のキャストらに正されると、「あ、見てる? ごめんごめん」と謝り、司会の「もう1度(劇場で)ご覧くださいということですよね」というフォローを受けると、「そうですね。自分はちなみに8回見ました」と話していた。
ゼブラーマンの最強の敵を演じた仲は、「やっとこの映画が公開となって、私もゼブラクイーンを卒業かな」と挨拶。実は仲はこれまで、舞台挨拶などのイベントの度に、全身黒ずくめのボンデージ系衣装に黒いメイクを施すなど、外見からゼブラクイーンになりきり、壇上でもほとんど笑顔を見せていなかった。だが、この日は衣装の色こそ黒だが、フリルがつくなどキュート系。ナチュラルに近いメイクで笑顔を振りまいていた。
とはいえ、まだ、ゼブラクイーンとしてのすべての仕事が終わったわけでなく、「歌の収録が残っているので黒いメイクはしなくちゃいけない」と語り、「やっと2010年をゼブラ色に染めるときが来た。この5月は東京がゼブラシティーになるくらい『ゼブラーマン』が大ヒットすればいいと思うので、みなさん何回も見てください」と本作のアピールも忘れなかった。
さらに仲は、そのがんばりを讃えられ、サプライズで三池監督から花束を贈呈された。三池監督は「いろいろな女優さんとお仕事をすることがあったが、今までに感じたことがない可能性を感じる人。今までの女優という概念を変えるような人になっていくんだろうな」と大絶賛すると、「変な男でドロップアウトしないように」とアドバイスをし、会場を沸かせていた。
すると、隣のタカが、「そういう人をいっぱい見てきているんですね」と突っ込み、監督もこれに答えて「そう。どんなに疲れていても記者会見の場で『別に』とか言わないように」とエリカ様ネタで盛り上げていた。
なお、この日は、「48歳で全て実演しながら、マスクマンを演じた世界最年長記録」「200時間以上のワイヤーアクションを達成」など、この映画で哀川が挑戦した様々な記録を、そのままギネス記録に申請することが明かされ、その押印式も行われた。哀川はゼブラーマンのマークの「Z」と書かれた巨大印鑑を持ち、後のパネルに押印。大きな拍手に包まれ、笑顔を見せていた。
『ゼブラーマン−ゼブラシティの逆襲−』は丸の内TOEI 1ほかにて全国公開中。
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・[動画]『ゼブラーマン−ゼブラシティの逆襲−』予告編
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