夏休みの目玉映画としてすっかり定着したポケモン。その最新作となる『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』の公開アフレコが、5月26日にアバコスタジオで行われ、声優を務める陣内孝則、加藤夏希、塚本高史、山寺宏一、中川翔子が出席した。
まずはアフレコ。陣内、加藤、山寺の3人の共演シーンでは、1度目のアフレコが終わると陣内が「何かダメ出しないですか? 今それほど実力が出てなかったので」と、集まったマスコミの前で余裕のコメント。ところが、実際に監督からダメ出しが出ると、「何だとー!」と反発、「ブルーリボン賞をもらったことがあるんだぞ」と言い放つと、笑いを取っていた。
陣内はまた、代役ながら塚本のアフレコにピカチュウとして参加。いきなり「ピッカ」「ピカチュウ」と本人は成りきったものの、「今のテスト、関係者が協議中でございます」とディレクターに言われる始末。結果的に、この声が使われるかどうかは「映画館でのお楽しみということで」とジャッジされた陣内は、さらに「もう少しカワイイ声で」とダメ出しされ、もう1テイク、挑戦していた。
その後、行われた囲み取材では、アニメのアフレコ体験が初という塚本が、陣内がピカチュウの声を担当した今さっきのアフレコについて「勉強になりました」と答える。さらに司会から「プライベートでも陣内さんと仲が良い?」と聞かれると、「そうですね」と塚本。だが陣内が「まぁ、上っ面だけの付き合いです」と答え、塚本を慌てさせていた。
一方、『ポケモン』シリーズに声優として13年間連続参加している山寺は、「特に毎回出ると契約をしているわけではないので、(オファー)が来るのかどうかが心配。来なかったら、僕に何かあったってことですから」と話していた。また、陣内とのやりとりのなかでは、「先ほどのピカチュウを聞いてびっくりしました」と褒め始めたものの、「本当のピカチュウの良さが、すごくわかった」と思わず失言。慌てて「そんなことないです。素晴らしい……」とフォローしていた。
中川は今回演じた“プルーフ”について、「日本語に訳すと“証拠”という意味。そう聞いて鳥肌が立った。実は私、本名が“しようこ”なんですけど、母親が区役所に届けるときに、薔子という漢字がダメでちょっともめ、平仮名で殴り書きしてきちゃったので、「しようこ」と登録されてしまったんです。そんなこともあって今回、プルーフが証拠っていう意味なんだ。こんなかわいい子と同じ名前だというので、初めてこの名前で生まれて良かったと感動させていただきました」と語っていた。
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』は7月10日より全国東宝系にて公開される。
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