5月22日よりシネスイッチ銀座ほかにて公開中の映画『トロッコ』が、モントリオール世界映画祭・新人コンペティション部門に正式出品されることが発表された。
モントリオール映画祭は、1977年より開催されており、東京国際映画祭などと並ぶ、国際映画製作者連盟 (FIAPF)公認の映画祭。規模の面ではトロント国際映画祭と並び北米最大級。格としても、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐグループに属する。
近年は日本映画との相性もよく、06年には奥田瑛二監督の『長い散歩』が最優秀作品賞を受賞。08年に同じく最優秀作品賞に輝いた『おくりびと』は、その後、アカデミー賞外国語映画賞を獲得し、日本でも一大旋風を巻き起こした。
さらに、『ヴィヨンの妻』の根岸吉太郎監督が09年に最優秀監督賞を受賞したほか、今年も、高橋伴明監督が実際の事件・袴田事件を描いた『BOX 袴田事件 命とは』が、同映画祭のワールドコンペティション部門に出品されている。
芥川龍之介の不朽の名作「トロッコ」を原作に、台湾で撮影された本作が、モントリオールでどんな評価を受けるのかにも注目だ。
なお、今回の映画祭参加に関して、川口浩史監督と、主演の尾野真千子からコメントが届いている。内容は以下だ。
「奥田瑛二監督作品『長い散歩』の偉業を傍らで体験した者として身に余る栄誉です。世界の目を日本映画に向けて頂いた先輩方に、そしてモントリオール映画祭に心から御礼申し上げます」(川口監督)
「日本の心の映画を台湾の人たちと理解し合いながら撮り、その映画が世界の人たちに見ていただける。素晴らしい機会に恵まれて、本当に嬉しいです」(尾野)
モントリオール映画祭は、8月26日より開催される。
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