『竜とそばかすの姫』動員60万人、興収8.9億円のロケットスタート! 「今までの細田守作品で一番好き」の声も

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『竜とそばかすの姫』
(C)2021 スタジオ地図

細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が、公開3日間で観客動員数60万人、興行収入8.9億円のロケットスタートをマークし、細田作品の中で歴代1位の興収が確実視されている。公開を記念して第3弾ポスターも披露された。

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女性層の支持集める『竜とそばかすの姫』ファン「感動した! 劇場で見るべき!」と称賛

本作は、細田守監督の最新作にして、第74回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プルミエール部門選出作品。田舎住まいの女子高校生・すず(中村佳穂)が、50億人が集うインターネット上の仮想世界「U」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする様を描く。共演は、竜役の佐藤健の他、成田凌染谷将太玉城ティナ幾田りら役所広司。メインテーマは、ロックバンド・King Gnu の常田大希率いるクリエイター集団「millennium parade」が担当した。制作陣は、現実世界と仮想世界の双方の作品を創り上げるべく、ハリウッドやヨーロッパのトップクリエイターが名前を連ねている。

7月15日には、カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映を実施。現地入りした細田監督は、感動の熱気に包まれた14分間に及ぶスタンディングオベーションと喝采を浴び、翌16日からは日本全国416館(うち、IMAX38館含む)で公開。

本作はオリジナル脚本にも関わらず、7月18日までの公開3日間で動員数60万6684人、興収8億9166万3200円。現状、細田監督が手がけた人気作『バケモノの子』(15年/最終興収58.5億円)より15.2%上回る数字を記録。細田守監督作品における歴代No.1の興収が確実だという。

初日アンケートによると、男女比は 44.5%対55.5%とやや女性が上回る結果に。主人公が女子高生であることやモチーフとなっている“美女と野獣”の影響か、女性層から支持を集めている。年代は20代が最も多く、次いで40代、僅差で30代、50代と続いており、女性を中心に、カップルや家族でのペアも多いという。

鑑賞理由の1位は「細田監督作品が好きだから」が54.9%で最も高く、次いで「ストーリーが面白そうだから」が33.8%。オリジナル脚本である本作へ期待感を持って劇場に足を運ぶ観客が多い印象だ。

また「メインテーマ『U』や音楽に惹かれて」も23.1%を記録していることから、今作の大きな要素である「音楽」が強い関心を得ていることが分かる。

ツイッター上では「感動した! 劇場で見るべき!」「今までの細田守作品の中で一番好きかも…」「音楽と映像がすばらしい!」といった声も多く上がっている。夏休みに突入することから、今後の数字も期待される。

今回解禁されたポスタービジュアルには、まさに夏らしい入道雲が浮かぶ青空の下で、主人公のすずとベルが笑顔で歌う姿が。「すずとベル、2人を青空の下で歌わせてあげたかった…!」という細田監督の思いを叶える形で制作。細田監督自らがデザイン、作画をかねてより細田作品に欠かせないレジェンドスタッフ青山浩行と山下高明が担当。本編では見られない2ショットが実現した。

また、今までキャストクレジットの名前部分が「???」となっていた竜役に、佐藤の名前も印字されている。同ポスターは各地区の劇場にて今週末より掲出となる。