深田恭子と椎名桔平が初共演したラブコメディ『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』の女性限定の恋愛相談試写会が9月21日にシネセゾン渋谷で行われ、深田と椎名、そして脚本・監督を担当した鴻上尚史が登壇した。
[動画]『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』 恋愛相談試写会/深田恭子、椎名桔平、鴻上尚史監督
深田扮する落ち目の脚本家が、椎名扮するテレビ局プロデューサーを振り回すという物語だが、演じた感想を聞かれた椎名は、振り回されることに心地よさを感じたと告白。これまでは自分のことをS系だと思っていたそうだが、自称Mの鴻上監督から「目覚めたんですね」と指摘され「そんな感じです」と照れ笑い。さらに鴻上監督が「深田さんに言われたからからかも」と問いかけると、椎名は「そうかもしれませんね(笑)」とうなずき、「まぁ、深田さんは何をやってもいいってことですよ」とまとめていた。
この日は、観客からの恋愛相談に応じた3人。恋愛中は仕事も手に付かず相手から「重い」と言われるという女性からの相談に、「例えば、午前1時まではダラダラにドロドロに甘えるんだけど、1時になったら『はい、帰って』と言える強さがある人だけが恋愛を楽しめる」と鴻上監督。
一方、深田は「重いと言われてしまうなら、同じだけ重く愛してくれる人とお付き合いすれば、すごく激しい愛で燃え上がる2人になるのでは」とアドバイス。「仕事とかはどうするんですか?」と椎名が尋ねると、鴻上監督は「会社勤めは無理だから自営業がいい。今日は燃え上がったから休み!とか」と話していた。
また鴻上監督から「恭子ちゃんは重いって言われたことは?」と恋愛パターンを聞かれた深田は「私の恋愛は、まず自分、次がうちのワンちゃんでその次がお母さん、(恋人は)その次なので(笑)」と回答。鴻上監督が「ワンちゃんに負けてるわけですね(笑)」と指摘すると、「はい、それでいい人じゃないと」と話していた。
続いて、男はやっぱり胸が大きい女性がいいのかという相談が。これに深田が「そんなこと言ってる男の人はいらないんじゃないですか」と笑顔で答えると、客席からは賛同を示す大きな拍手。すると鴻上監督が「男の立場から言うと、なければないでいいんです」と異論。「でも、最近はテクノロジーによって(胸が)あるふりをしてるじゃないですか! ワコールさんをはじめとする高度な科学技術によって、パッと見……」と言うと、「見抜けないですよね」と嬉しそうに言葉を継ぐ椎名。鴻上監督は「そうなんです! あれはやめてほしい。装われると、こっちはそういう気持ちになってしまうんです」と声高に主張。椎名は「男がみんなドロンジョ様が好きなわけではないんですよ」と説明していた。
また、好きな人とデートはするのにそれ以上のアプローチはしてくれないことに悩む女性からの質問に鴻上監督は「ちょっと胸の開いた服を着たり、酒を飲んでボディタッチしてみるとか」と、こちらから仕掛けることをアドバイス。「それでも動かないんだったら次に行くしかない。無駄に時間を浪費するより、とっとと終わらせて次に行ったほうがいい」と続け、「恋愛はバス停のようなものだ、待っていたら必ず次のバスが来る──という格言が、多分スペインにあったりする」と言うと、椎名はすかさず「ウソですよ(笑)」と、そんな格言はないと注意していた。
『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』は9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。
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