「気に入っているのは夫婦のシーン」スネオヘアーとともさかりえが揃って舞台挨拶

2010.09.27

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『アブラクサスの祭』のスネオヘアーとともさかりえ
(C) 「アブラクサスの祭」パートナーズ

元ロックミュージシャンの悩める僧侶の姿を描いた映画『アブラクサスの祭』。オール福島ロケで撮影されたこの作品が9月25日に福島こどもみらい映画祭で初上映され、初主演をつとめたスネオヘアーをはじめ、ともさかりえ、小林薫、子役の山口拓、加藤直輝監督、原作者の玄侑宗久（げんゆう・そうきゅう）が福島県国見町観月台文化センターで舞台挨拶を行った。

『アブラクサスの祭』作品紹介
 ［動画］『アブラクサスの祭』予告編

この映画をきっかけにスネオとともさかの交際がスタートしたと報じられ、話題を呼んでいる本作。スネオは「お坊さんの役作りで、思い切って頭を剃髪しました。やっぱりミュージシャンなので髪の毛ってとても大事なんですよね。だから非常に残念な姿になりましたね」と苦笑い。お寺で剃髪式を行ったそうだが、毎日剃らなければならないので手がかかるとも話していた。

また、「監督が音楽にこだわってくれて、最初で最後の主役をやらせていただきました。なんとか演じきりました」と、監督への感謝も述べた。

一方、スネオの妻役を演じたともさかは「気に入っているシーンは、スネオさんとの夫婦でのちょっとしたやりとりのシーン」とコメント。スネオが全力投球する最後のライブシーンも見どころのひとつで「ラストのライブシーンは個人的にも思い入れもあるのでぜひ見ていただきたい」とも話していた。

「お坊さんがロックをするというところに惹かれてこの作品を映画化したいと思いました」と語った加藤監督は、「音楽が重要な要素になっている作品。ライブシーンもしっかりと描きたかったので、主演の浄念役にはスネオヘアーさんにお願いして、ラストのライブシーンは素晴らしいシーンになりました」と満足そうだった。

『アブラクサスの祭』は10月9日より福島県で先行公開され、12月25日よりテアトル新宿ほかにて全国順次公開となる。