女優の有村架純と俳優の柳楽優弥が8月6日、都内で実施された『映画 太陽の子』の初日舞台あいさつに黒崎博監督と共に登壇。2020年7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬について語った。
・三浦春馬との日々を振り返る『映画 太陽の子』柳楽優弥×有村架純インタビュー
柳楽優弥&有村架純、三浦春馬との共演振り返る
柳楽は、撮影時を振り返って「本当にたくさん思い出がある。(有村、三浦と)3人でとか、監督たちと食事に行ったりとか、撮影しないときも、距離感が役柄に似ていて、印象に残っていることがたくさんある」と回顧。
続けて京都・鴨川で三浦と走ったシーンを思い出して「春馬くんの体力がすごいタフで、僕がなかなか追いつけなかったのが(劇中の)キャラクターとリンクして、僕の中で好きなシーンです」と語ると、黒崎監督も「春馬くんは『体力が無限にあるのかな』というくらいすごくて、キャラクターどおり。エネルギーでどんどん走る。長いロケの間タフに演じ続けていた柳楽くんが3テイク走りきったときに『もう無理っす』と言っていた(笑い)。2人ともすごいエネルギーだった」と目を細めた。
有村も三浦との共演を振り返って「色んな空気、色んな個性を全て調合して、また新しいものを作ってくれる雰囲気。春馬さんはどこへ行っても、皆が気持ち良く(活動できて)、場が流れていく。そういう空気を作れる役者さん」と賞賛した。
有村はまた「(昨今において)未来は先行きは不透明で、なかなか考えるのも疲労してしまう。そういう状況だとは思いますが、考えるのを諦めてしまうのは、私としては心苦しい。春馬さんがよくおっしゃっていた『自分たちの仕事、役目は想像力を届けることだ』ということを、皆さんと一緒に考えていけたら一番嬉しいです」と述べた。
黒崎博監督「悔しすぎる」三浦春馬不在への思いを吐露
黒崎監督は「(登壇者が)足りないじゃないかと思う。なぜ春馬くんがここにいないのか。悔しすぎるという思いもある。このことを僕たちがコメントするのはとても難しいけど、でも今日はそれをお伝えしたい。悔しい気持ちもあるけど、このスクリーンの中に、一緒に走りきったその姿が完全に残っている。今こうして話していても、リアルタイムにお互いを感じながら話ができるのは、すごいことです。すごい幸せ」と語った。
本作は、太平洋戦争末期に実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の史実をベースにしたフィクション作品にして、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描く300日の青春グラフィティ。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、反響を呼んだ。
極秘任務に携わる科学者・修を柳楽が、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を有村が、そして修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を三浦が演じた。
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