甲斐よしひろが伝説のライブハウス「照和」でシークレットライブ！

2010.10.04

12月18日より全国公開となる映画『照和 My Little Town KAI BAND』。その先行公開が10月1日より、本作のタイトルにもなった伝説のライブハウス「照和」（福岡市）の目の前にある福岡のソラリアシネマで始まり、同日夜には甲斐よしひろによるシークレットライブ＆舞台挨拶が開催された。

照和は今年40周年を迎えるライブハウス。本作は、そんな照和を象徴するバンドの1つで、デビュー35周年を迎えたKAI BANDが2010年４月9日から3日間に渡って行ったライブ映像と、舞台裏のメンバーの素顔を追ったドキュメンタリー。千葉和臣（海援隊）、森山達也（THE MODS）、陣内孝則（THE ROCKERS）ら照和出身アーティストによるインタビューも収録されている。

この日は甲斐をひと目見ようと全国各地からファンが駆けつけた。映画上映直後に甲斐が現れると、シークレットライブを敢行。「HERO（ヒーローになる時、それは今）」のアコースティックバージョンを熱唱した。

甲斐は「アマチュア以後、照和で演奏するのは1回限りと決めていた。デビュー35周年という節目もあり、今回限りの照和でのライブということで、非常に価値のあるライブ＆ドキュメンタリーとして、フィルムに残せたと思っている」と本作について語っていた。また、「照和は、ステージの高さがたったの10cmしかない、60人しか入らないライブハウスだったが、そのステージに立つことが、この街のアマチュアたちの憧れだった」と、当時を振り返っていた。

さらに「この映画はKAI BANDが出演しているということ以上に、照和という場所を取り上げたドキュメンタリーとして仕上がっている。この映画がきっかけに、照和という場所が観光名所になっていくだろうと思う」と、自身の音楽活動の原点とも言えるこのライブハウスへ、思いをはせていた。

『照和 My Little Town KAI BAND』は12月18日よりシネセゾン渋谷ほかにて全国順次公開となる。