釜山映画祭閉幕式に行定勲監督、吉高由里子らが出席

7日から韓国・釜山で開催されていた第15回釜山国際映画祭が15日夜に閉幕、国民的俳優のアン・ソンギとカン・スヨンが司会を務めてクロージング・セレモニーが行われた。

映画祭にはアジアの長編作品を対象としたコンペティションの「ニューカレンツ」部門と非アジア圏新人監督作品が対象のコンペティション、「フラッシュフォワード」部門があり、その受賞式も行われた。

衣裳デザインのワダエミ、テレビシリーズ『LOST』のキム・ユンジンらが審査員を務めたニューカレンツ賞は、パク・チョンボム監督の『The Journals of Musan(英題)』と、ユン・ソンヒョン監督の『Bleak Night(英題)』の2作が受賞、両監督には賞金約3万ドルが贈られた。フラッシュフォワード賞はスウェーデンのリサ・ランセス監督の『Pure(英題)』が受賞した。
 
クロージング上映作は韓国、日本、タイの3人の監督が手がけたラブストーリーのオムニバス映画『Camelia(原題)』。日本からは行定勲監督とヒロインを演じた吉高由里子が駆けつけ、吉高の相手役を演じたソル・ギョング、韓国のチョン・ジュナン監督のパートに出演したカン・ドンウォンらも出席した。

今年も日本からは『悪人』『オカンの嫁入り』『雷桜』『行きずりの街』といった作品が出品され、妻夫木聡、蒼井優をはじめ、各作品の主演スターがレッドカーペットを歩いた。またヨーロッパからも今年のカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたジュリエット・ビノシュ(アッバス・キアロスタミ監督『COPIE CONFORME(原題)』が登場、ウォンビンやチャン・ドンゴンといった大物スターも顔を見せ、華やかな映画祭となった。