夏帆がコロナ禍にあっても「ふわっと心地よい夏が…もういつまでも見つめていたい」と絶賛!

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子供はわかってあげない
(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会 (C)田島列島/講談社

無力感に打ちひしがれそうな大人も必見! の青春映画

上白石萌歌主演の『子供はわかってあげない』が8月20日全国公開、テアトル新宿では8月13日に先行公開される。このたび、各界著名人からコメントが寄せられたほか、2本の予告映像が公開された。

・細田佳央太、上白石萌歌のカメラに茶目っ気たっぷり!『子供はわかってあげない』オフショット

田島列島の原作のファンでもあるという女優の夏帆は、「もうありがとうございますと嬉しくなるような作品」と絶賛。コロナ禍にあって「今年は夏を純粋に感じることができるのかなって少し寂しく思っていたけど、画面越しからふわっと心地よい夏が流れ込んできて、ああ、もういつまでも見つめていたい、終わってほしくないと、わたしにとって愛おしい夏の映画になりました」と愛情のあるコメントを残した。

また沖田修一監督の大ファンであるタレントの長濱ねるは、「ぼーっと海を眺めていた夏休み、澄み切った真っ青な匂い、煌めく水面、ジリジリとうるさい蝉の声。あー! あの頃が愛しい!」と自身の記憶と重なるところも多かった様子。「ニヤニヤと見ていたのに知らぬ間に頬が濡れていた。完全にやられました。この夏を越えてずっと抱えて持っていく、最高に特別な映画」と賞賛した。

俳優の大下ヒロトは、“主人公がホップステップジャンプで会いたい人に会いに行く映画”と言い得て妙なキャッチで紹介。また、「今、目の前にいる人に気持ちを伝える。そんな話。こんな時代だからこそ? いや、どんな時代でも、これに尽きると思った」と感想を述べた。

雑誌「荘苑」の編集・松丸千枝は、「誰かが誰かの大切な存在になるときの、確かなエネルギーが夏の景色にきらめいている。その光は画面を飛び出し、心に消えない跡をつけた。小さな力だって懸命に使えば、明日がよくなるかも……と。無力感に打ちひしがれそうな大人も見て! 美波ともじくんのかっこいい”魔法”に一緒に照らされましょう」と、この青春映画は大人たちにもエールを送る作品であることを示した。

映画ジャーナリストの宇野維正は、「劇中で起こる出来事のささやかさに対して、作品が長いと感じる人もいるかもしれない。でも、夏休みは長いから夏休みなのであり、高校2年生の夏休みに起こる出来事に重大じゃないことなんてないのだ」と、ずっと見ていたくなる青春映画の居心地の良さを分析してみせた。

この夏をキュンとさせる予告動画2本が公開に

公開された予告映像は、『夏の出会い篇』と『みんな DE 夏キュン篇』の2本。

『夏の出会い篇』では、上白石演じる美波が夏休みを活用して実の父に会いに行く中で起こる様々な出会いが次々と映し出される。スクール水着で豊川悦司扮する実の父と遊ぶ夏らしいカット、そして細田佳央太扮するもじくんの「来るよ来るよ〜、胸騒ぎってやつが!」に続き、美波が「すき」という言葉と共に一筋の涙を流して終わる。

『みんな DE 夏キュン篇』では、タイトルの“わかってあげない”に掛けながら色々な“夏キュン”が散りばめられている。父キュン、母(斉藤由貴)キュン、大好きなあの子、迷?探偵(千葉雄大)……。ラストはやはり美波の「すき」の一言で終わる。

爽やかで味わい深い傑作マンガ、待望の映画化

本作品は、第24回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞、「マンガ大賞 2015」2位など数々の漫画賞を受賞した田島の長編デビュー作の映画化。『南極料理人』『横道世之介』の沖田監督が初めて漫画の原作を映像化した意欲作だ。

高校2年、水泳部女子の美波(上白石)は、ある日、書道部男子のもじくん(細田)との運命的な出会いをきっかけに、幼い頃に別れた実の父親で自称・元教祖の友充(豊川)の居所を探しあてる。何やら怪しげな父にとまどいながらも、海辺の町で夏休みを共に過ごすとご近所さんとの交流も生まれる。果たして、実の父親の登場により、現在の父親(古舘寛治)や母親(斉藤)と美波の関係は……?

『子供はわかってあげない』は、8月20日全国公開、テアトル新宿では8月13日に先行公開される。

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