11月11日に新宿武蔵野館で『ゲゲゲの女房』試写会トークショーが行われ、主演の吹石一恵と鈴木卓爾監督が登場。映画について、そして結婚について語った。
『ゲゲゲの女房』プレミアで吹石一恵が「いき遅れ」の懸念を告白!?
同作は、NHK朝の連続ドラマ小説にもなった武良布枝の自伝を映画化したもの。ドラマとは違う切り口で、マンガ家・水木しげると布枝夫人の貧乏生活を主軸に、夫婦の絆が綴られる。
鈴木監督は、「お見合いをして5日後に結婚した夫婦が、互いに目を見つめ合ったのは、結婚後、どれくらい経ってからなんだろうと不思議に思った。今だったら言葉で確認しあうのだろうけれど、言葉で確認し合うわけでもない2人が、いかにして信頼を深めていったのかを描きたいと思った」と映画化の意図を説明。
映画では、お見合いで言われていた条件とは違い、底なしの貧乏生活を余儀なくされる布枝夫人が夫を支えていく姿が描かれていくのだが、布枝夫人を演じた吹石は、「私だったら(最初に聞いた条件と違い)『あれ?』ということに出会う度に、どうなっているのか聞きたくなってしまう。布枝さんのように『とりあえず、今はやりくりしましょう』という風にはならないので、私に演じられるのかと不安になった」と出演前の気持ちを告白。鈴木監督は、吹石から「私だったら最初の段階で、ちゃぶ台をひっくり返して出て行ってしまう」と言われたと明かし、「吹石さんだけでなく、今の若い女優さんで『布枝さんの気持ちが分かります』って言う人は少ないと思う(笑)」とコメント。客席から笑いが起きるなか、鈴木監督は「普通、ガマンしませんよね」と現代女性・吹石の素直な気持ちに理解を示していた。
この日は、映画のテーマのひとつである“結婚”についての質問も。吹石が、「私はまだ夢を見ている部分があって、そのうち結婚できるような気がしている。人それぞれ、“その時”が来たら結婚できるような気がしているので、『焦って婚活!』という感じでもない(笑)」と言うと、鈴木も「私も43歳なのですが、どこかで良い人が現れるのではないかと思い続けている」と賛同していた。
今回、劇中で安来節(やすきぶし)を披露している吹石。実は人前で歌を歌うことにトラウマがあるそうで、これまで歌のシーンをなんとか避けてきたと明かしつつ、「今回は避けられなかった」と苦笑い。普通の歌とはまったく違う安来節を歌うことがどんなに難しかったかを力説していた。
『ゲゲゲの女房』は11月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。
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