草なぎ剛『ミッドナイトスワン』はこうして生まれた！「カメラ越しのオーラにぐっと引き込まれる」

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内田監督、草なぎを「好きになっちゃうよね」

草なぎ剛がトランスジェンダーの主人公を演じ第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀作品賞などに輝いた『ミッドナイトスワン』がWOWOWで放送・配信される。それにちなんで、優秀監督賞・優秀脚本賞を受賞した内田英治監督と、優秀撮影賞を受賞した伊藤麻樹カメラマンが、WOWOW配信番組『マンスリー・シネマセッション』に出演して制作秘話を語ることがわかった。

・子を思う母の気持ちが初めて分かった『ミッドナイトスワン』草なぎ剛インタビュー

『マンスリー・シネマセッション』は、毎月該当作品に関わったクリエイターを迎え、ファンに向けて制作秘話を語るWOWOW特別プログラム。8月のテーマは『ミッドナイトスワン』で、2人にとって特に印象に残ったシーンや撮影で苦労したことなど、作品の貴重な“裏側”が語られる。

内田監督と伊藤カメラマンの間でまず話題になったのは、トランスジェンダーという難しい役柄も相まって大きな話題となった主演の草なぎ。

内田監督は、「別作品で草なぎさんと一緒だったカメラマンの山本英夫さんがすごく褒めていたので、撮影前からすごい方なんだろうなと思っていました。実際に仕事をすると、人柄が素敵で好きになっちゃうよね」と語り、「だからこそ、日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を草なぎさんが受賞した時が一番嬉しかったです」と、演技力のみならず草なぎの素の人柄にも惚れた様子で、笑顔になった。

一方、伊藤カメラマンは、「カメラを向けると途端にオーラが出る感じがしてグッと引き込まれました」と、カメラ越しに見せる草なぎの魅力を表現した。

また、一果役の服部樹咲について、内田監督は、「一目見た時に、この子だと思ったんです。そういう話ってよく聞くじゃないですか。これまでは、そんなの都市伝説だと思っていました。でも、その時にそこにいたスタッフ全員が同じことを感じたと思います。それくらい、存在感がすごかった」と語り、当時小学6年生だった彼女のオーディションでの様子を振り返った。