2000年9月19日生まれ。愛知県出身。主な出演作は、「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」、舞台「魔法使いの約束」、ミュージカル「刀剣乱舞」、舞台「漆黒天 -始の語り-」など。
『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』森下紫温&加藤大悟インタビュー
BL学園ドラマのレジェンド再び! 主演カップルがドキドキの撮影秘話明かす
タクミくんとは共通点が多く、すんなり役に入っていけた/森下
ごとうしのぶ・著、おおや和美・イラストによる大人気BL小説を映画化した『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』が本日より公開された。原作は発売から31年経ち、シリーズ累計500万部超え。2007年に初めて映画化されて熱狂的なファンを生み出し、今回の劇場版は新シリーズとなる。
・インタビュー動画 前編/森下紫温、加藤大悟の家に泊まり込み台本読み合わせ
・インタビュー 後編/キスシーンに徹底的にこだわりテイクを重ねた
名門の全寮制男子校、祠堂学院に通うタクミとギイの恋愛を中心に、彼らを取り巻く個性豊な登場人物たちを描いている。本作でW主演を果たした、タクミ役の森下紫温とギイ役の加藤大悟に、作品への思いや萌えポイントを語ってもらった。
・“学園BL小説の金字塔”が新作映画で復活! 伝統の水色制服に胸アツ、青春BLの魅力が満載
森下:僕はオーディションでした。最終審査で大悟くんと脚本の読み合わせをしてたんですが、めちゃくちゃ緊張しました。
加藤:僕は出演のお話を頂いたんですが、タクミ役のオーディションで紫温ちゃんに会ったときに、一瞬で僕はこの子だなって直感しました。やりやすかったのもあるし、僕の中のタクミくんのイメージとピッタリ重なったんですよね。
森下:そう言ってもらえて素直に嬉しいです。
加藤:つい、僕から見たら後輩だし、かわいいし、お世話したくなりますね。
森下:大悟くんは雰囲気からしていつでもその場の中心にいて、みんなから慕われて、こんな大悟くんだから、スパダリのギイ役ができるんだって思います。
森下:出演が決まったと初めて聞いたときは100%嬉しいという気持ちしかなかったんですが、撮影が近づいて実感が湧いてくると、不安が大きくなりました。たくさんのファンの方がいて、30年以上の歴史があって多くの方に評価されてきた作品で、僕が主演で大丈夫なのかなって。
加藤:僕も初映画で初主演で、舞台出演もまだ2年のキャリアですし、けど今回は年下の共演者が多いですし、どうしたらいいんだろうって思いました。誰でもそうだと思いますが、主演ってプレッシャーがありますね。
森下:「おお、本物だー!」って思いました(笑)。これから祠堂学院の生活が始まるんだなって。
加藤:僕は高校時代を思い出しました。朝ご飯食べなくて、お母さんに怒られてる朝がよみがえりました(笑)。
加藤:ギイはスパダリでみんなの憧れだし、ファンの方それぞれの解釈があるだろうし、正直演じるのが怖いという思いもありました。でも、僕なりの解釈をぶつけてみようと、僕と紫温ちゃんにしかできない「タクミくんシリーズ」を届けようと思って演じました。
森下:タクミくんは“人間接触嫌悪症”がキーワードになっていて、原作のタクミくんをいかに表現するかということを自分の中で重要に考えていました。でも、いざ撮影現場に行って大悟くんや横井監督とやりとりしていくうちに、それぞれの解釈で良くて、正解はあるようでないようなものなんだ、自分が表現したいと思ったことをやっていいんだって思うようになりました。
森下:最初にタクミくんについて調べたときに、身長、出身地、血液型がピッタリ同じだったんです。僕も173cmで静岡県出身で、B型なんてす。体重はわからなかったのですけど。性格も内気で自問自答したりしていて、タクミくんとは共通点がとっても多いです。だからタクミくんだったらこうするんだろうなって最初からすんなり入っていけました。
加藤:僕は自分とはまったく違うから、憧れから入りました。自分の高校生活の中で憧れていた人や、アニメが好きなのでアニメのキャラクターを思い出したりして。そして、こんな完璧な人の裏側はどんな気持ちがあるんだろうって考えました。タクミに何も言えないときのギイって何を思っているんだろうとか、そういうところにこだわって演じました。
森下:撮影前に大悟くんの家に泊まらせてもらいました。うちに来なよって言ってくれて。
加藤:脚本の読み合わせをしたくて、その段階でいっぱい話し合っておきたかったので。共演者が気軽に話せる座組って素晴らしいと思うんですよね。僕も先輩たちから良くしてもらったので、僕も後輩をちょっとでも支えられたらと。
森下:本当にありがたいです。大悟くんのほうからリードしてくれるのもギイっぽくて、自然と出来上がったこの関係性が役柄を演じていくうえでもやりやすかったです。
紫温ちゃんの上目遣いにキュンとしちゃいました/加藤
加藤:キスシーンはタクミとギイの中では一番テイクが多かったです!
森下:何回もNG出しちゃった。
加藤:NGだけじゃなく、いろいろなバージョンをやったんですよ。
森下:さぐりさぐり演じていたから、タクミだったら自分からいかないで待ってるよね、とか、これはやっぱりタクミらしくないよね、とか、試行錯誤しているとテイクがすごく多くなって。
加藤:こういうのもあるよね、ああいうのもって方向性をさぐっていきました。いい経験になりましたね。
森下:あのキスシーンは試行錯誤の結果だと思って見てください(笑)。
加藤:ダメです、全部は見せられません(笑)。
加藤:すごいキュンとしますよね!紫温ちゃんが上目遣いするシーンがあるんですが、純粋にキュンとしちゃいましたね。身長が高くて良かったなって思いました(笑)。
森下:壁ドンのシーンですね。大悟くんと身長差があるので、背の高い大悟くんに壁ドンされて、自分の視界全部がイケメンの顔になって、純粋にキュンとしました。女の子が壁ドンが好きっていう気持ちがよくわかりました。
加藤:音楽が大好きなので、初映画で初主演のこの作品に使っていただけるって、人生の宝物のように感じます。もともとあった曲なんですけど、監督がいいねって言って下さって。この作品に縁を感じます。
森下:映画のラストがギイが歌う歌って、すごくいいですよね。歌詞もタクミくんを思ってるように感じるし、ギイが歌ってるようにイメージが湧きます。
加藤:純粋な愛が描かれている作品です。さまざまなキャラクターからの目線で違う角度から見ることもできて、違った楽しみ方もできると思うので、いろんな発見があると思います。ぜひ何度も足を運んでほしいです。
森下:たくさんの魅力的なキャラクターがいて、いろんな胸キュンシーンがあります。タクミとギイだけでなく、他のカップルも生まれ始めていたり、次の作品を予感させる伏線的なセリフがあったりするので、多くの方に見てもらって続編につながっていって、ファンの方と歩んでいける作品になって欲しいと思っています。ぜひ、楽しんで見てください。
・[動画]【トークノーカット】『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』 完成上映イベント
(text:牧島史佳/photo:泉山美代子)
NEWS
PICKUP
MOVIE
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29